Diary

複雑


台風19号の影響で仙台-福島間は今でも一部の列車に運休が出ているようですが、いつも乗っている電車は昨日から通常通り走っていることがわかったので今日は電車で出勤しました。仙台から大河原までの間、車窓から台風被害の状況を見ていましたが、既にどこも水が引けていたこともあり一見しただけでは大雨が降ったとは思えませんでした。しかし、大河原駅に到着した電車を降り園まで歩いているとどこからともなくヘリコプターの音が聞こえてきました。どこから聞こえてくるのか空を眺めていると一機のヘリコプターが南に向かって飛んでいます。その方向から明らかに、隣接する角田市や甚大な被害が出た丸森町に向かって飛んでいることがわかりました。被害の状況把握、捜索活動、支援物資を届けに行くためなのかわかりませんが、いずれにしても朝7時に大河原の上空を飛んでいるのですからそのためにどこからか飛び立っているということ。本当に頭が下がります。一方、1歳児の子どもたちまでがこのところいつになくたくさんのヘリコプターが園庭上空を飛行することに気付いたようで「ヘリコプターだ」と嬉しそうに指を差して喜んでいました。また、5歳児の男の子たちは薪にするための木や竹を器用に丸太の山とフェンスに渡し、家づくりをして遊んでいました。明日は3・4歳児が近隣の公園に、そして5歳児はバスに乗って「とんとんの丘」までお弁当を持って遠足に出かける予定です。しかし、台風の影響で保育所や幼稚園がお休みだったり、遊ぶ場所さえ無くなってしまった地域があります。そう考えると、自分たちはとても恵まれていることを再認識し、とても複雑な思いです。
2019年10月17日(木) No.2655 (園長日記)

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