Diary
ニコニコ!
保育園の園庭でもいつもより風が吹く中、いつもと変わることなく子どもたちが遊んでいましたが、3歳児ひつじ組のA君とA君が園庭中央のケヤキの木の木製遊具ところで遊んでいます。その楽しそうな様子は少し離れていたところから見ても伝わってくるほどだったので何をしているのか見に行ってみました。すると、A君は捕まえたカエルに逃げ出されないようにしながらもカエルが潰れないようにおにぎりを握るような手つきで優しく握りしめているのです。そのすぐ近くでは4歳児あい組のS君が高さ1mはある丸太の上に自信たっぷりで立ちニコニコしながら自分の行動をアピールしています。また、高さは比較になりませんが、まだ人の行き来が少ない朝の時間、仙台駅前のビルで窓の掃除が行われていました。この清掃作業は朝定期的に行われているようですが、その度、作業を下から眺めて「あんな高いところで作業をするなんて凄いなあ」と思っていました。今朝は結構な風が吹いていたこともあり、なおのこと作業員の方々の凄さを思い知らされました。大多数の人たちはビルの中から外の景色を眺めるものですが、作業員の方々は景色を楽しむこともなく、ビルの中を覗くようにしながら窓の清掃業務に専念しています。一般的には見ることができないビルの外での作業、高い所が平気な人には最高のシチュエーションなのでしょう。 さて、先月9/22日の夕方のこと昨年度の卒園児めぐみ組だったS君がお父さんと一緒に「園長先生こんにちは!遊びに来たよ」と保育園(職員室)へやってきました。一年生になり身体も一回り大きくなり少年ぽくなったとはいえ保育園に来ると、当時にタイムスリップするのか、嬉しそうに園庭に飛び出し、先生たちに挨拶しながら半年前まで一緒に遊んでいた子どもたちと楽しそうに遊んでいました。そして、昨日の夕方、駅に向かって歩いている時、前述のS君と同じクラスだったM君が自転車の練習を兼ね、おじいちゃんと一緒に散歩をしていました。在園中には補助輪が付いていましたが、その補助輪も外されていることもあり、おじいちゃんはM君の後を追うのも大変そうでした。その際「園長先生、そういえば、保育園で海外に送る靴はまだ集めていますか?Mが履けなくなった靴がたくさんあるので、もし集めているならお届けしようかと思って」とのこと。おじいちゃんは靴を買うことができないケニアの子どもたちに靴を送るプロジェクトを覚えていてくださり、継続しているのであれば届けてくださるとおっしゃるのです。そこで、「今でも集めています。もしよろしければお時間のある時にお届けください」とお返事をしたところ、早速今日の午前中、早速届けにきてくださいました。大きな袋に入れられていたM君が履いていた靴は綺麗に洗ってあり、まだまだ十分履ける立派なものばかり。今日届けていただいた靴と、在園時の保護者の皆さんがこれまで準備してくださった靴と合わせお送りしたいと思います。これまで靴を履いたことのない子どもたちにとって、初めて靴を履いた時の喜びと感動は言葉にならないことでしょう。今日お届けいただいた靴はこれまで集まっている靴と一緒にケニアに届けてもらいます。M君のおじいちゃん、本当にありがとうございました。
2019年10月09日(水)
No.2648
(園長日記)
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