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真似できない!
気がつけば、夏うるさいぐらいに鳴いていたセミの鳴き声が聞かれなくなり、園庭を忙しそうに歩き回っていたアリ姿も少しずつ見られなくなってきました。反対に、肌寒くなってきた中で体が大きくなっているのが正門前の桜やイチョウの木に見事な巣を張り巡らし、獲物がやって来るのを虎視眈々と待っている「ジョロウグモ」たちです。その姿や色合いから、嫌われ者の一つに挙げられるクモですが、ハエ、蚊、ダニ、ゴキブリなどを捕食するため益虫の役割を果たしていると言えます。またその習性はとても興味深く、巣作りや餌を食べる様子は見ていて飽きません。特に正門前のように桜の木のようなところに巣を作ると、この季節は餌がかかったと思っても落ち葉だったり、その落ち葉によって巣が壊れたりするため巣の補修やかかった落ち葉を巣から落とす作業に大忙しとなります。しかも、餌がかかったのか、それ以外のものがかかったかは糸から伝わる振動で判断することができるという賢さの持ち主でもあります。そんなクモたちもあと数週間すると卵を残し、その生涯を終えることになります。そんなこともあり、朝の掃除の際、どうしても巣を壊すことができません。今後も子どもたち、保護者の方々の迷惑にならないところに作られた巣はそのままにしてあげようと思います。
さて、昨日も親子で遊ぼう会のことを書きましたが、園長になってからこれまでずっと毎年子どもたちに手作りのプレゼントを作っています。しかし、これまで作ったものとかぶらないようにしたいという思いがあり、年々、そのネタがなくなってきて自分で自分の首を絞めている感が否めません。それでも今年度も何とかかんとか新作を作ることができそう・・・。あとは当日までに全園児分完成させられるかどうかが問題です。
ところで、2歳児の子どもたちが今朝、園庭の畑で育てているほうれん草を収穫していたのですが、その育ちの早さと収穫量、そして収穫したほうれん草を嫌がらずに食べたとうことに驚きです。やはり、自分たちで育てた野菜は特別なのでしょう。
2019年10月08日(火)
No.2647
(園長日記)
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