Diary

Välkommen !


今日は🇸🇪スウェーデンからのお客様を迎えるため玄関ホールや廊下、保育室の窓など、いたるところにスウェーデン語 Välkommen(ようこそ)という文字や子どもたちが描いた可愛らしい絵、国旗が飾られ、0歳児クラスの入り口には普段は保育室の中にある馬をモチーフにした青と黄色のイタリア製のおもちゃが置かれるなどいつもと違った雰囲気になりました。大河原駅までバスでお迎えに行き、保育園に到着すると4歳児あい組の子どもたちが待っていてくれて、バスを降りてくるお客様に「Hej!」と挨拶し、準備していてくれたペンダントを首に掛けて歓迎の意を表してくれました。それだけですでに皆さんのテンションが上がりニコニコ!職員室へご案内し、まずはスウェーデンの文化で最も大事と言われているFika(フィカ)、コーヒーブレイクしてもらい園の概要やスケジュールを確認してから園内をご案内しました。するとランチルームで5歳児がお客様を歓迎するために豚汁作りの材料を切っていました。そんな子どもたちの姿にまたしても大喜びし交流が始まるのですからなかなか次のクラスへ移動することができず、2階の案内を終えるまでには結構な時間がかかってしまいました。それでも園内の案内を終えて今度は園庭に出て子どもたちが自由に遊んでいる様子や、遊具をご覧になり、積極的に話しかけてくださっていました。もちろん英語やスウェーデン語で話しかけられるので子どもたちは何を言っているのかわからないのですが、怖がることも臆することもなく、中には子どもたちから「Hej!」と挨拶する様子が見られるほどでした。一方、今日の天気はスウェーデンの真夏以上の暑さだったということもあり皆さん暑さにビックリ!給食も外で食べる予定だったため、一度職員室へ戻り、クールダウンしてもらいながら話をしたのですが質問ぜめのように次から次へ質問が出され答えるのに大変でした。しばらくすると作っていた豚汁が完成したようで「皆さんどうぞ」と給食のお誘いがきたため、再度外へ出てみんなでカレーを食べました。子どもたちも当たり前のように使える箸に四苦八苦しながらも頑張ってサラダを食べる外国人に日本語で「こうするんだよ」と言いながら見せて(教えて)あげる様子が微笑ましかったです。冷たいはずの麦茶やデザートが温まるような暑さに食後は桜の木の下(日陰)で涼んでいましたが、子どもたち先生たちのおもてなし(hospitality)に大感激してくださったようで、「これまで日本で食べた食事の中で一番美味しかった!」「素晴らしい」「ありがとう!」とお礼をされました。普段子どもたちが食べている給食を一緒に食べてもらうことこそが実は特別なことであり、Japanese hospitalityとして感じてもらえて本当に良かったです。子どもたちがお昼寝してる時間には先生たちにも2階ホールに集まってもらい改めて園の紹介やスーパーバイズの取り組みについて話し合いの時間を作り学びの時間となりました。そして、園を後にし役場で町長を表敬訪問することができました。この表敬訪問を機に今後も大河原町とスウェーデンが良き交流ができることを願うものです。長くなりましたが、このような来客の他に、今日は4歳児あい組のK君のお誕生会がありお父さん・お母さんがいらしてくださり一日一緒に過ごしてくださいました。この日を心待ちにしていたK君はもとより、スウェーデンで歌われているという誕生日を祝う歌を歌ってもらったお父さん、お母さんの嬉しそうな笑顔が素敵でした。 最後に、今日のために様々な準備をしてくれた子どもたち先生たちに感謝します。Tack så mycket !
2019年10月02日(水) No.2643 (園長日記)

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