Diary

さすが!


今年度最後のプールの入水予定は5歳児のぞみ組・めぐみ組でした。朝は曇り空だったものの9時ころから急に大粒の雨が降り始め「お泊り保育」の時のような青空が顔を出すという奇跡は起こらず、保育園でのプールでの水遊びは一昨日が最後ということになりました。しかし、早い段階で担任が中止と判断してくれたお陰で高圧洗浄機で汚れを落としバラバラに分解することができたので、来週には片付けることが出来るでしょう。すると、これまでプールが置かれていたコンクリートの部分は三輪車をはじめとする乗り物の格好の遊び場となりレースが始まることでしょう。こんな風に多くの子どもたちが外遊びに夢中になっている一方で、5歳児めぐみ組の子どもたちが保育室のDEN(隠れ家のようなスペース)を広告や不要になったコピー用紙を使って「お化け屋敷」に変えて遊んでいたのです。普段、ボール遊びやリレーなど身体を活発に動かし遊んでいる子どもたちが保育室でもクレヨンやハサミを使い、発想豊かに遊んでいることを知る事ができたことがとても嬉しく、子どもたちの成長を実感し「さすが!5歳児」と思わされました。
 ところで、なぜ、お化け屋敷作りに気付くことが出来たかと言えば、お天気が良ければほとんどのクラスが外で遊んでいることが多いため、ずっと見せたくても見せることが出来なかった素敵な絵を見せてあげる時間があったからなのです。その絵とは、福島県内の某認定こども園の園長で牧師先生が描いた恐竜や動物などの作品なのですが、大人が見ても「凄〜い」と思ってしまう鉛筆書きの絵を見た3歳児〜5歳児クラスの子どもたちは目を真ん丸にして「すっげ〜」「超上手い」「ティラノザルスだ」「カブトムシだ」と歓声を上げていました。そして、最後に行ったクラスがめぐみ組で、その際「園長先生、見て『お化け屋敷』作ってるんだよ」と言って案内してくれたからでした。まだ完成には至っていない様子のお化け屋敷の看板や張り紙など、そのプロセスがとても興味深く完成が楽しみで仕方ありません。何はともあれ、絵を見た子どもたちの反応を絵を貸してくださった先生にしっかりとお伝えしたいと思います。きっと大喜びしてくれることでしょう。
2019年08月30日(金) No.2623 (園長日記)

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