Diary

遊びの中の学び


今朝は雨足が結構強かったこともあり、雨が止むまで全てのクラスの子どもたちが園舎内で過ごしていました。5歳児のぞみ組の男の子たち数人は2階ホールや廊下、保育室絵本コーナーの棚などありとあらゆるところを駆使し楽しげに遊んでいるので「おはよう!何してるの?」と尋ねてみました。すると、何でそんなこと聞くの?、見たらわかるでしょう?と言った表情で「かくれんぼだよ」というのです。どこからどう見ても隠れているとは思えないのですが彼らにとっては完璧に隠れているらしく汗だくになりながら遊んでいました。そんな子どもたちに「ねえ、数字わかる?絵本が廊下に落ちていたり、棚の中で倒れていたりするから番号通り並べてくれないかなあ?」と聞いてみました。すると、Y君を始め数人の子どもたちから「えっ!?わかんない」という返事が返ってきたのですがR君が「俺わかるよ」と言ってくれたので「R君、じゃあみんなに並べるところを教えてあげながら片付けてくれない?」とお願いすると「いいよ!」と言って片付け始めました。そこで「じゃあ、みんなにお任せするね。終わったら職員室にお知らせしにきて」と声をかけ職員室へ戻ったのですが、程なくすると「園長先生終わったよ!」と報告しにきてくれました。そこで、2階の絵本コーナーに行ってみると、綺麗に並べられているではありませんか。そんな子どもたちに広告で紙飛行機作ってあげてお礼をしたのですが、R君は作ってもらっている間、僕の手元をしっかりと観察していて、余分に準備していた広告を使い自分で作ってみようとするのですから感心しました。絵本を並べることや広告で飛行機を折るという遊びを通し数字や形に興味関心が育ち学んでいって欲しいと思います。そして、5歳児の姿を見て先生たちも他の年齢の子どもたちもきちんと絵本を片付けることを意識してくれることを願わずにはいられません。のぞみ組の男の子たち本当にありがとう!
 さて、ここ数日訳あってHPの更新を続けるべきかどうか迷いに迷っていました。しかし、園長としての視点で感じたことを記録しておくこと、そして園長だからこそ書ける、書かなければならないことがあると信じ書くことにしました。とはいえ、いつまで続くことやら・・・。
2019年08月28日(水) No.2621 (園長日記)

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