Diary

いらっしゃいませ


これまであまり気にも留めずにいましたが、ふと思ったことがあります。それは、ここ数年、「保育園の見学をしたい」という問い合わせが年々増えているような気がするということです。その多くが保育園にお子さんを入園させたいという方々です。しかし、それ以外に増えていると感じるのが、保育に携わっている同業者と大学の先生方です。いったいなぜなのか、考えられる要因は自然豊かな広い環境、そして、自分たちは当たり前だと思っているものの、少々風変わりと思われている園庭のような気がします。6月には沿岸部女川町から約20名の方々がお見えになりましたが、今月末には福岡女学院大学のS先生と共にわざわざ福岡から14名もの保育関係者が自分たちの保育と保育環境を見直すことを目的にお見えになるというのですから驚きです。しかし、入園希望の方々を含め、こんな風に外部からの見学者を迎え入れるためには、自分たちの保育や保育環境についてしっかりと理解し語る(説明する)ことが出来なくてはなりません。今日も宮城学院女子大学のN先生が東京でタクティールケア(ベビーマッサージ)をなさっている方とご一緒にお見えになり、短い時間でしたが0歳児の保育室で子どもたちと関わり先生たちと話す時間を作ってくださりました。僕も初めてタクティールケアを経験にさせていただきましたが、たった10分背中をマッサージ(撫でてもらうという感覚)で手先が暖かくなるという不思議な感覚を覚えました。なかなか寝付けない子や眠りが浅い子どもたちがこれでぐっすり眠れるのであれば凄いこと。しかし、資格を取得するには費用が必要。子どもたちの睡眠と先生たちの仕事を考えるとその費用を高いと思うかどうか、判断に迷います。とは言えいい勉強になりました。
 さて、午後のことです。真っ黒に日焼けした卒園児、6年生のB君とO君がいつものごとく突然「こんにちは!」といって職員室へ遊びに来ました。30℃を越えていたであろう中、自転車でやってきたこともあり汗びっしょり。そんな二人を見て事務のOさんが気を利かせてくださり美味しいジュースを準備してくれたので大喜び。そのジュースを椅子に座りながらクールダウン!その間、国名でのしりとりや国の首都のクイズをしながら仕事をすることになったのですが、6年生にもなる卒園児が恥ずかしがることなくやって来てくれる喜びは何とも言えません。その他にも、今年度、福島県内の短大を卒業し保育者になろうとしている学生が知り合いの先生から勧められ新幹線と在来線を使い園見学に来てくれました。感謝です。縁があれば是非我々の園へ!
2019年08月07日(水) No.2612 (園長日記)

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