Diary

Professor


保育園の生き物博士、5歳児のぞみ組のT君。虫たちが活動し始めた春から毎日虫探しに明け暮れています。その執念たるや見習わなければと思うことがあるほどですが、あまりに夢中になりすぎて「ヨコヅナサシガメ」や「蜂」に刺されるなどのハプニングもあるのです。しかし、図鑑を見なくても何という虫か知っていて、みんなが見付けられない虫を見つけたり、捕まえたりするのでクラスの虫好きたちからも一目置かれる存在、何でも知っている「Professor!」といった感じなのです。そのT君、捕まえたクワガタムシやザリガニを飼育ケースに入れて保育園に持ってきて保育室で飼育しているのです。今朝、登園してきたそんなT君に「ねえTちゃん、ザリガニにどんな餌あげてるの?」と尋ねてみると「えっ?パンだよ!」という返事が返ってきました。そこで「パンも食べるけど、もっといい餌を見つけたんだけど一緒に取りに行かない?」と声をかけると目を輝かせ「えっ!?行く行く」という返事が・・・。「じゃあ、待ってるからカバンとか片付けてトイレにいっておいで」と約束をしました。程なくして走ってやってきたT君と一緒に園舎北側の体育館の駐車場に行き、このところの暑さで乾涸びてしまい、乾燥ミミズと化してしまったミミズを拾い集め園庭に戻り、「ザリガニの飼育ケースを持ってきたら?」と話すと、またしても「うん!」という元気な返事が返ってきて、しばらくすると重そうな飼育ケースを持ったT君が戻ってきました。そのケースはといえばこのところの暑さによって餌のパンが腐ってしまったらしく水が濁っているのです。そこで早速掃除をし、拾い集めたミミズを食べさせることにしたのですが、さすがのProfessorのT君でも腐食した水の臭さに「くっせー!」と悲鳴をあげる始末。そんな匂いにを我慢し、掃除を手伝いミミズを入れてもらったのですが、水が冷たかったのか、驚いたのかすぐに食べることはありませんでした。そこで、夕方様子を見にのぞみ組の保育室へ行って見てビックリ!飼育ケースの底にザリガニの武器である爪が一つ沈んでいるのです。そうです、どうやら狭いケースの中に6匹ものザリガニが暮らしているため、おそらく喧嘩が起き弱い個体の爪がもぎ取られたようなのです。それをT君に知らせてあげると、血相を変え保育室へ走って行きました。今後このザリガニたちがどのように飼育されるかはT君次第とうことになることでしょう。そして、餌がパンからミミズになったといえ、管理次第ですぐ「くっせー!」となることは否めません。Professorとして本領発揮してくれることを期待します。
 さて、明日はいよいよ保育園の「夏祭り」です。今日はH組のN先生、代休代替担当のM先生と一緒に園バスで食べ物コーナーで必要な食材の買い出しに出かけました。パンやハムやチーズ、飲み物などを買ってきたのですが、未満児クラスの子どもたちのお散歩車になり得そうなカートがいっぱいになるほどのパンに他のお客さんが驚いていましたが、バスとほぼ同じ車高のトラックや大型バスの方々が園児が乗っていない園児バスに、驚くほどの量のパンが載せられていることに驚き目をまん丸くしていました。明日の午前中は午後のオープン間に合うよう驚くほどの量のパンに切れ目を入れハムとチーズを挟むなど仕込みを行いたいと思います。
2019年08月02日(金) No.2608 (園長日記)

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