Diary

宝物がいっぱい


朝、園舎内の掃除を終え、園庭に出て線量値を計測した後、昨日キツツキの巣に入り込んでいたヘビがどうしているか桜の木を見に行ってみました。しかし、昨日箒で驚かされたからなのか、ヘビの姿も気配すらも感じられませんでした。ところが、子どもたちの安全のため日中閉めている通路のゲートを開けに出た際、再度巣穴を見に行ってみました。すると、太い桜の幹に朝にはなかったと思う白い筋のようなものが張り付いているのです。一体何か張り付いているのか近づいてよ〜く見てみると、白い筋だと思ったものはヘビの抜け殻だったのです。その抜け殻が昨日巣穴に入っていたヘビのものなのか、そしていつ脱皮したのか全くわかりませんが、その桜の木にヘビがいたことを示す明らかな証拠。涼しかった梅雨から一転、急に暑くなったのでヘビも安心して脱皮したのかも知れません。風に吹き飛ばされないように慌てて抜け殻を取ってから、「しまった」映像に残すのを忘れたと思ったものの時すでに遅し。職員室へ戻ってから積んである薪の上に置いて、それらしく撮影し直すこととなりました。それだけではありません。午後3時半頃、0歳児ひかり組のK君のお母さんが治癒証明証を取りに来てくださった時のことです。どこからともなく、どこかで聞いたことがあるような音か声が響いてきたのです。しかし、機械音なのか声なのかわかりません。そこでどこから響いてくるのか探してみることにしました。そんな僕の姿にびっくりしたK君のお母さんに「何か変な音か声がしませんか?」と声をかけ、一緒に正門の方まで音源を探してみるとことにしたのですが、すぐには見つかりません。お母さんが諦めて車に乗り込んだ時、正門から入ってすぐの山の斜面で結構な大きさの雄のキジが鳴いていいるのを見つけました。するとわざわざ車をバックさせ車から降りてこられ、声の主をみることができました。しかし、暑さのせいだったのか、はたまた元々ハスキーボイスのキジだったのかわかりませんが、その鳴き声はキジのそれとは思えないしゃがれたような妙な声で可笑しくなりました。それにしてもヘビにキジが園の敷地内に現れるのですから自然の豊かさ(宝物)にビックリです。
 さて、皆さん覚えているでしょうか?一年前の今日も気温が高く、仙台では観測史上最高気温の37.7℃を記録した日だったことを・・・。そんな暑さではなかったかと思いますが、今日も朝から本当にここが東北なの?と思うようなじりじりとした日差しが照り付け、熱風という表現以外思いつかないような風が吹きました。間違いなく大河原の最高気温も真夏日だったと思いますが、そんな中でもペダルカーに乗ることや虫探しをすること、ブランコで遊びたい子どもたちがたくさんいるのです。しかし熱中症になったりすることがないようにできるだけ日陰で過ごすことと外で過ごす時間をセーブすること、また、プールでの水遊びも長時間の入水は控えること、そしてプールにも日陰ができるようにテントを張るなどして先生たちが今日も保育をしてくれました。そして、子どもたちと保護者の方々に楽しんでもらえるようにとの思いで同時進行で準備が進められていた「夏まつり」が週末に迫ってきました。子どもたちが当日を楽しみにしてくれている以上に楽しそうに準備をしてくれている先生たち(宝物)に感謝です。
2019年08月01日(木) No.2607 (園長日記)

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