Diary

不安と期待


近年、各地で大雨による被害が出るなど何かが狂ってきていることを感じざるを得ませが、春、雪が溶ける頃、福寿草やクロッカスが咲き始め、梅や桜が咲き始めるとアリや蝶々が活動を始めるようになります。そして、この季節になるとカエルやバッタ、時にはクワガタ虫やカナブンなど、子どもたちが大好きな生き物が活発になり、最近はトンボが飛ぶようになり、どこからともなくセミの鳴き声が響くようになりました。このように自然には全て時があり季節が繰り返されています。こんな動植物同様、規則正しいと感じるのは、冬になると必ず流行りだすインフルエンザ、そして、夏になると流行りだすのが、最近、全国的に流行し注意喚起がされている「手足口病」やとびひです。保育園では先週末に何人かの子どもたちが手足口病に感染しお休みし始めましたが、特別流行の兆しは感じられませんでした。ところが今週に入った途端、急に感染する子どもたちが増え、欠席者が増え始めています。本来、子どもたちの病気の様ですが、大人になっても感染することがあるそうです。しかも、大人が感染すると症状が重くなる様で、足裏などにひどく出ると歩けないほどになり、また、インフルエンザにかかる前のような、全身倦怠感、悪寒、関節痛、筋肉痛などの症状が出ることがあるのが大人の特徴だそうです。ぼくはこれまで罹った経験はありませんが、体力が落ちているとかからないとも限りません。しっかりとした食事・睡眠を心がけなければ・・・。
 さて、お泊まり保育を終えた5歳児の子どもたち、少々疲れが残っている様でしたが、ニコニコしながら登園してくれました。多くの子どもたちがお泊まりが楽しかったのでしょう。「園長先生おはよう!お泊まり保育楽しかったね」と声をかけてくれました。たった一晩だけ保育園に泊まっただけなのに、その表情から成長が感じられました。来月には「夏まつり」が予定されていますが、今度はお家の方と一緒という嬉しさと安心感があるのでしょう。今から当日を楽しみにしていることが伝わってきます。そんな子どもたちが手足口病などに感染することがないことを祈り、期待に添えるようしっかりと準備をしたいと思います。
2019年07月22日(月) No.2599 (園長日記)

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