Diary

驚き


ミッション系の高校では、何に数回、教会の礼拝に出席することが求められていることもあり、時々卒園児が教会にやってくることがあります。数週間前の日曜日の礼拝のことです。高校2年生となった卒園児のDちゃん(今ではD君と言わなければならないのでしょうが)が教会の礼拝に出席するためにやってきました。しばらくぶりに会った彼は「園長先生ですよね。おはようございます。Dです。お久しぶりです」と挨拶をしてくれました。幼い頃の面影は残っているものの、声変わりしすっかり男前の大人になった彼に「久しぶりだね。元気だった?今G院に通ってるんだ。野球も続けてるの?」「はい」「男前になったね。モテるでしょう?」「いえいえ」そんな会話をしたのですが、保育園時代から運動神経が良かった彼は小学校・中学校と野球を続けていたことは知っていましたが、現在はT学院高校の硬式野球部で野球を続けていることを知り、宮城県内でも甲子園での頂点を目指し、繰り広げられている予選でのDちゃんの様子を見に出かけ、G院を応援しようと思っていました。ところが、シード校だったにも関わらず、この休み中に行われた試合で敗退してしまったため、残念ながらDちゃんの勇姿を見ることはお預けとなってしまいました。今年は梅雨がなかなか開けず、まだまだ夏を感じることはできていませんが、Dちゃんを含め予選敗退した高校球児たちは、すでに来年の春の選抜、そして夏の甲子園出場を目指し練習に励んでいることでしょう。またDちゃんに礼拝で会えることを楽しみにしたいと思います。
 さて、今朝出勤すると先週、途半端な虎刈り状態にしたままだった園舎東側の斜面が綺麗な刈り上げになっていることにすぐ気づきました。それだけではありません。園庭の畑の周りや植えてある木の下も綺麗に刈り払いされているのです。その綺麗な作業に誰によるものかすぐにピンときたのですが、念のため土曜日に出勤した先生たちに確認したところ、やはり時々現れてくれるスーパーマンの作業だったことがわかりました。そんなスーパーマンにお礼の電話をしたのですが「いえいえ、大したことありません」との返事・・・。そんなスーパーマンにただただ感謝です。そして、今日の日中もどこからともなく下草払いをしている音が響いてきます。どこからだろうと耳を澄ませてみると秋に子どもたちとどんぐり拾いに出かけるチェーン着脱所の方から聞こえてくることがわかったので様子を見に行きました。すると、作業着をきた複数の方々が見通しが悪くなるほど伸び放題になっていた草を刈り取る作業をしていました。そのお陰で驚くほど見通しが良くなり、風通しも良くなりました。欲を言えば桜の木に絡まるフジの蔓をしっかり刈って欲しかったのですが、作業するにも決まりがあると言うことを伺い納得せざるを得ませんでした。県所有の土地に生えている草を勝手に刈ることはできないのでしょうが、子どもたち・保護者の方々の安全・安心のためにも、今日刈ってもらった草が伸びてきたら刈らせてもらおうと思います。
 最後になりますが、今朝5歳児M組の女の子数人がHちゃんと一緒に「園長先生、大変大変!見て見て」と僕のところにやってきました。一体何が起こったのかと思ったら、みんながニコニコしたHちゃんの方を見ながら「Hちゃんのこと見てみて」と言うのです。そこには髪を短く切ったHちゃんが・・・。どうやら女の子たちにとっては先週まで長かったHちゃんの髪が短くなったことが大ニュースだったようなのです。そのことをHちゃんをお迎えにいらしたお母さんにお話ししたところ「初めて髪切ったんです。前髪もできました。」と教えてくださったのです。「筆をお作りになるんですか?」とお聞きしたところ「いえいえ」との返事が返ってきましたが、Hちゃんが生まれて初めて髪を切ったということを知り、子どもたち以上に僕が驚きました。
2019年07月16日(火) No.2595 (園長日記)

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