Diary

盛りだくさん


以前から教会に行くたびに「もしよかったら畑にじゃがいも掘りに来てください」こんなお誘いを保育園の評議員で、園庭の樹木の手入れでお世話になっている金ヶ瀬のYさんから受けいていました。こんな嬉しいお誘いを断るのはもったいないので先生方に声をかけ、今年は3歳児の子どもたちをバスに乗せ出かけてきました。昨日、第二光の子保育園の子どもたちが出かけ結構な数を掘ったと聞いていたので、少しでも掘る経験ができればいいと思っていたのですが、畑で子どもたちの到着を待っていてくださったYさんに「この辺にあると思うから掘ってごらん」と教えてもらったところを掘ってみると、大小様々なジャガイモが次々と出てくるではありませんか。そんなこともあり最初はミミズやてんとう虫を見つけて捕まえることに夢中になっていた子どもたちも「あったあった!」大喜びしながら争うように掘り出していました。気がつくと持参した大きなかご二つが一杯にな理、女性一人では到底落ち上がらないほど収穫できました。ところが、気っ風のいいYさんは「このタマネギも持って行って食べてください」「それから、ほとんど残ってないけど、あそこのビワも取ってあげるから食べてみて」とたくさんの頂き物まで持ち帰ってくることができました。H組のA君などは園まで我慢できず、取ってもらったビワをすぐさま木の下で食べてしまう始末。そうかと思えば、R君は保育園に戻り、洗って食べるためにポケットの中にしまっておいたか、大事に握りしめていたビワがバスがカーブを曲がったときに転がり出したので慌てたらしく「園長先生待って〜!」と叫び出すのですから笑ってしまいました。こんな風に興奮しながら園に戻る途中、役場に書類を届けるために立ち寄ったのですが、その際、見事に咲き誇っているラベンダーを少しいただくことをお願いしたところ、「どうぞ」と快諾いただけたので大喜びしたM先生と一緒に一握り刈り取らせてもらいました。それからいよいよ園に戻ってくることになったのですが、急に「パプリカ」の大合唱が始まりました。しかし、3歳児は音程もメロディーも肝心な歌詞も「・・・・・」それがかえって車をとても楽しい雰囲気にしてくれていました。そして、園に到着するとH組のR君が園庭を歩きながらビワの皮を剥き始め、水道でしっかり洗い夢中になって食べていました。そうそう、朝、ジャガイモ堀りが心配で泣いていたT組のHちゃんはお父さんが勤務する小学校からベルが聞こえてきたり、畑から園に戻るときに学校の前を通ったこと、そして掘ったジャガイモを持ち帰れることが嬉しかったようで朝の姿・表情が信じられないほどの笑顔で降園していきました。Hちゃんだけでなく自分たちで掘ったジャガイモが食卓に上ったとき、楽しかったジャガイモ堀りのことが話題になり、美味しい新じゃががさらに美味しくなることでしょう。こんな楽しいジャガイモ掘りをさせていただいたYさんに感謝いたします。
2019年07月11日(木) No.2592 (園長日記)

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