Diary

感性豊かに育っています


今朝、雨が降る中、いつものように外の掃除(ゴミ拾いなど)をした後、放射線量の測定をするため準備をしているときのことです。2階のバルコニーから数人の子どもたちが「♪ぱらぱらおちる、雨よ、雨よ、ぱらぱらぱらとなぜ落ちる。乾いた土を柔らかにして、きれいな花を咲かすため」と、幼児さんびかを合唱する声が響いてきました。いったい誰が歌っているのか気になったものの、僕が声をかけてしまうと間違いなくその歌声は途中で止まってしまうと思ったので声をかけることなく黙って聞きながら計測作業を始めることにしました。子どもたちは数ある幼児讃美歌・こども讃美歌の中から、朝から降り続くあめの状況を見て、この「ぱらぱらおちる」、しかも、4番まである中から雨に合わせて歌っていることに、感性豊かに育っていることを感じ嬉しくなり雨の朝でも憂鬱さを感じることはありませんでした。
 さて、今日、5歳児は今月中旬に予定されているお泊り保育に向け、雨の降る中テントを張り、かまどと羽釜を使いお米を炊く経験をしました。この日のために数日前から枝や杉っ葉を拾い集め準備をしていた子どもたちは雨が降ろうとお構いなしで、レインコートに身を包み作業に取り組んでいました。しかし、普段家庭ではスイッチ一つで炊きあがるお米がかまどで炊くと煙が出て目がしみること、とても臭いこと、火が熱いことを五感で感じることができ、「煙〜い」「目にしみる」「くさ〜い」という声が聞こえてきました。数十分後炊きあがったお米の出来はと言えば、N組・M組ともに水加減を間違えたらしく、柔らかすぎと焦げ付いてしまったという結果に・・・。N組のR君は「園長先生、ベビーフーズができた」と教えてくれながらも、給食のカレーを掛けて美味しそうに食べていました。こんな結果になったとは言え、先日のラーメン作りのように「もういい」というようなことにならず「カレーがいい」となったことで胸をなで下ろしているのは、紛れもない二人の担任たちでしょう。お泊り保育当日が益々楽しみになってきました。
2019年07月04日(木) No.2587 (園長日記)

No. PASS