Diary

年に数度は・・・


5歳児の子どもたちが給食の準備を始めようとする頃、N組のK君を始めH君など数人の子どもたちが職員室の僕のところに「園長先生、ちょっと来て!あっちに鳥が入ってきた!」と報告!?助けを求めに!?やってきました。どうやら、3〜5歳児の子どもたちが使っている園舎西側の玄関に鳥が入り込
み出られなくなっているようなのです。鳥が入ってきたことに驚き大騒ぎすればするほど鳥もパニックになり出て行くことは難しくなります。そこで「わかった!行ってみるけど、みんながいると鳥がびっくりして出て行けなくなるから玄関に行かないで」とお願いして、少し落ち着いた頃、子どもたちが教えてくれた玄関に行ってみました。すると、僕の姿に気づいた一羽のスズメがパニックを起こしたかのようにパタパタ行ったり来たりしています。そんなスズメを素手で捕まえることなど不可能なので虫取り網を取りに職員室へ戻ってみたのですが、虫探しで子どもたちが使っていたのか置いてあるはずのところに見当たらず困りながら別な網を探すべく玄関に戻ったのですが、無事脱出できたのでしょう。スズメの姿は見当たらず、僕が悪戦苦闘することもなく済みました。無事脱出したとは言え、迷い込んでしまったあのスズメきっと怖かったことでしょう。年に数度こんなことが起きますが、鳥が大の苦手なM先生が出勤していたらスズメ同様いやそれ以上にパニックになっていたかも知れませんが、鳥にとってもM先生にとってもこのようなことがないといいでしょう。
 ところで、この時期あちこちの蜘蛛が巣をつくります。今日も車掌車に作った蜘蛛の巣に気づいた3歳児の子どもたちが「園長先生蜘蛛がいる(巣ができているの意)」と暗に蜘蛛の巣退治を要求してきます。そんな子どもたちの要望に応えるためほうきを手にどこに巣があるのか案内してもらい指示された巣を全て駆除し、ほうきを掌の上に立たせながら職員室へ戻ろうとすると、それを見ていた5歳児の子どもたちが「うお〜!園長先生すっげ〜!」と興味津々で「ねえ、園長先生、どうしてそんなことできるの?」と聞いてくるので「手に糊をつけてるんだ!やってみる?」と言って子どもたちの掌に見えることのない糊を指で塗り、ほうきを立ててあげました。ところが糊の効果など効かず、すぐにほうきが倒れてしまいます。それでも、何人もの子どもたちが何度も挑戦する様子が見られたので、薪にするための枝を練習用に切ってあげました。すると、複数ある枝の中から上手に立てられそうな枝を探し、みんなで練習していました。もし、このまま飽きることなく練習を続ければ数日でできるようになると思うのですが・・・。
2019年06月26日(水) No.2581 (園長日記)

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