Diary

あれから10年。そして後1ヶ月で・・・


5歳児の子どもたちの恒例行事となっている「お泊まり保育」まで1ヶ月を切りました。この行事に限らず「ひつじの毛刈り」の時も「味噌作り」の時も当日を迎えるまで話し合いを重ね、どうすれば子どもたちが興味を持ってくれるか考え、視覚に訴えるためのディスプレーをするなど時間をかけて準備をします。5歳児N組・M組の子どもたちも「お泊まり保育」当日を思い浮かべられるように2階ホールに貼られた拡大コピーをしたこひつじノート(シール帳)に一日ずつシールを貼りカウントダウンを始め、保育園に泊まるという特別な日に何をして過ごすか、食事のメニューはどうするか、誰と一緒に眠るかなど、皆が納得行くまで話し合いを重ね始めています。そして、今日は夕食のメニューの一つとしてあがったというラーメンを作るべく料理をしたのですが、何と麺作りから始めたのです。そして、午後のおやつの頃、職員室の僕のところに試食として届けられたラーメンと称する試作品の麺は、担任の先生たちからの報告通り、ラーメンというより、「うどん」か「すいとん」と表現するのがピッタリの代物。この試作品を食べた子どもたちがどのような感想を持ち、今後どのようなメニューへ着地するかわかりませんが、それが楽しみであり、不安でもあります。それ以上にN組・M組の子どもたちの中には、仲の良い友達や信頼している担任の先生と一緒に泊まることを理解しつつも「楽しみ」という期待感だけでなく「不安」や「緊張」といった感情や葛藤がつきまとっていることでしょう。そのような感情を受け止め楽しい一日を過ごしてもらえるよう、園全体として支えも守って行きたいと思います。
 ちなみに今年は「ロボットカミイ」という本がテーマになりそうなので、給食の時間にロボットのような歩き方でランチルームを行き来してみたのですが、妙な動きだというのに「カミイだあ〜!」という反応が返ってきたのです。もし、僕ではなく10年前の今日、天に召されたking of Pop Michael Jacksonが踊ってくれたならその動きに驚き目が点になったことでしょう。それにしても、Michael Jacksonが亡くなって10年とは・・・。時の過ぎるのが早いのに驚きです。
2019年06月25日(火) No.2580 (園長日記)

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