Diary

そういえば・・・


いつものことながら、日々やらなければならいことに追われ、全く気にすることなく過ごしていましたが、この3年間、6月か7月は保育園の全てを先生方にお願いし、海外での学会発表のため出かけなければならず、もっと忙しい毎日だったことを思い出します。昨年の今日は羽田空港からドーハ経由でチェコ(プラハ)へ向かう飛行機に搭乗するため新幹線で移動していたなあ、とか、ドーハ空港の大きさに、砂漠の中によくもこんな立派な飛行場を作ったものだ。と驚いたことなどを思い出しました。思えば、ここ数年、S学院大学の先生方と○○学会と名の付くところで、東日本大震災の影響、特に放射能被害を受けた乳幼児施設の実態を発表(伝える)ことをしてきましたが、先週の土曜日は、存在すら知らなかった「日本野外教育学会」という学会の自主企画シンポジウムで「東北における自然保育の可能性」とのテーマのもと、話題提供をして欲しいとの依頼を受け、保育園の様子を紹介させてもらいました。そこで感じたこと、それは、まずは母語である日本語で話すことができるため比較にならないほどストレスが少ないこと。そして、日々一緒に過ごしている子どもたちや先生たちの姿や様子を伝えればいいという安心感でした。僕以外にも4人の方々の話題提供があったため、たった20分という限られた時間でしたが、園の取り組みに興味を示してくださったのか、シンポジウム終了後、複数の参加者(大学関係者)の方々が「とても楽しかったです。」とか「うらやましい環境ですね」とか「自分の幼い時を思い出しながら拝見させていただきました。今度是非、園を訪問させてください。」と声をかけていただきました。正直、発表の準備は楽ではありませんが、自分たちの保育を発表するということは、日々の保育を振り返るいい機会であること、そして、しっかりと理解していなければならないのは間違いありません。とは言え、これが完成形というのがないのが保育や教育の世界!今後、同じような機会があるとは思いませんが、もし万が一、そんなことがあった時には、そういえばあの時は・・・。と振り返り、データを上書き保存したことを発表したいと思います。でも、本当は僕ではなく、日々最前線で子どもたちと関わってくれている先生たちがしてくれるのが理想なのですが・・・。
2019年06月24日(月) No.2579 (園長日記)

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