Diary

本当!?


夕方5時ころ、職員室と0歳児の保育室の辺りのバルコニーから「ブ〜ン!右に曲がります」とか「軽油がなくなりました」「パンクしました」という楽し気な声が響いてきます。声の主は、4歳児A組のM・K君とk・K君、そしてMちゃん。その声があまりにも愉快そうなので、いったいどんな風に遊んでいるのかどうしても見てみたくて職員室を抜け出し、様子を見てみました。すると、以前いただいたダイニング用の4脚の椅子を前後左右一脚ずつ並べ、自称、西鉄観光のバスの運転手というK・M君が、なぜか助手席!?にK・K君を乗せ、Mちゃんを後部座席にお客さんにして乗せ福岡に向けてバスを走らせている真っ最中でした。そんなところに「何してるの?楽しそうだね!」と声をかけたところ、「え〜っ、今、福岡に行くんだ!園長先生も乗っていいよ」と一席空いていた後部座席を勧められ、福岡に向けてご一緒することになりました。バス(運転手さん)はそれまで以上に勢いとテンションが増し、急ブレーキかけたり、途中休憩や給油をしながら走り続けついに駐車場に停止することになりました。その間、僕はといえば、少しでも臨場感が増すように「右に曲がります」といえばK君が座っている椅子を右に向けたり、坂道を登り始めた時には椅子を傾けたり、ガタガタ揺らしたり・・・。たったこれだけのことがk君たちにとって楽しいことになったようで、特に助手席のK・K君が大笑いをしていました。たった4脚の椅子に座り、想像上のハンドルを握ったり、時には左右に切ったり、それだけで気分は西鉄観光のベテランドライバーになっているのでしょう。ちなみにドライバーのK・M君、僕をバスに乗せてくれるちょっと前「ねえ、園長先生って"男"なの?」と突然尋ねてきました。線量値の計測の際、ほぼ毎日近くに寄ってきてあれこれ話しかけてくれているK君、なぜ今日になって、今さらどうしたの?!という質問をしてきたのでしょう?まさか、僕が男かどうか本当に疑問に思っていることはなさそうですが、子どもって、いや、K・M君って本当に面白い!それは間違いありません。
 さて、今日の午前中は合同避難訓練がありました。園舎内に非常ベルが鳴り響き、園内アナウンスに従って非難しましたが、未満児クラスの中には、急に耳慣れない非常ベルとアナウンスが鳴ったことに驚き、泣き出す子どももいましたが、災害はいつ起きるかわかりません。いざという時に慌てないように常日頃から訓練を重ねていきたいと思います。
2019年06月21日(金) No.2578 (園長日記)

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