Diary

数字の話


勉強のできない僕には当然得意な科目などあろうはずもありません。しかし、苦手な科目はたくさんあり、中でも大の苦手と言えるのが数学、いやそれ以前の算数かも知れません。きっと数が得意でないのです。しかし、そんな僕でも気にする(気になる)数字があります。一つは、おそらく多くの方が気にしているであろう翌日の最高気温と降水確率。二つ目は毎日入浴前に測る体重。その他、健康診断の時には血圧や血糖値や中性脂肪の値、感染症が流行る時期には子どもたちの欠席人数などなど考えたらきりがありません。ところが最近、考えさせられる数字が多すぎる気がしてなりません。「8020」と言えば厚労省と日本歯科医師会が、生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるようにとの願いを込め、「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という意味を表す数字ですが、ところがこのところよく目にしたり耳にしたりするのが「8050」という数字です。これは80代の親が50代のひきこもりの子どもを支えるという「8050問題」を表しています。また、金融庁金融審議会のワーキンググループがまとめた報告書により物議を醸している「年金2,000万円不足問題」など明るい話題とは言えないものばかり。そして、園長として責任を感じているのが、2012年6月に移転新築し現在に至っている保育園が定員200名でありながら現在の子どもたちの在籍数が180名に達していないため、町の待機児童解消の一助として機能するようにとの思いがなかなか実現できていないという事実です。今日も0歳児のお子さんを持つお母さんがお二人も園の見学にお見えになってくださったのですが、お受け入れすることは不可能な状況であることをお伝えしなければならず申し訳ないと思っています。一方、まだまだ建物の返済があるため、理事長が心配なさっていることもよ〜く理解できます。何とかない知恵を絞って最善の方法を考えなければ・・・。
2019年06月18日(火) No.2575 (園長日記)

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