Diary

色々


今日は保護者の皆さんにご協力をいただいた色とりどりの花を2階ホールに飾り、全園児が集まり「花の日礼拝」を守りました。そのお花を今週一週間かけて近隣にお住いになっている方々や普段お世話になっている交番や警察署、消防署などにお届けに出かけます。ところが毎年この時期に梅雨入りすることが多く訪問日程を決めてもなかなか予定通りには行かないものです。今日は、3歳児2クラスが駅前交番に、そして5歳児N組がバスに乗って大河原消防署と大河原警察署に出かけることになっていました。しかし、N組の子どもたちを消防署と警察署を訪問する前に3歳児を駅前交番に送っていく時間は十分あります。このところ全国各地で子どもを巻き込む事故や事件が多いこと、礼拝後に上がった雨がまた降り出すこともあるので、片道だけでもとバスに乗せて交番まで送り届けました。初めて乗るバスに興奮して落ち着かず大騒ぎになるだろうと思っていたのですが、僕の予想と反しとても静かでびっくりでした!しかし、決して嬉しくなかったと言うのではなく、喜びの表現が一定ではなく色々あると言うことを再確認した次第です。一方、5歳児N組の子どもたちは正反対にバスに乗れる喜びと、花を届けると言う使命感で終始賑やかでした。皆さんにご協力いただいた花が色や形、香りも色々で遅咲きの花があるように、子どもたちも一人ずつ違っているものです。大変なこともありますが、多様性があるからこそ楽しいことを再認識することができました。
 さて、先週土曜日、保育園を見学するために遠路はるばる女川町から21名もの方々がお見えになりました。宮城県内はもとより、近県には素晴らしい環境、素敵な保育をしている施設が色々あるのに沿岸部の園の方々が県南の内陸の保育園にお見えになるのか不思議で仕方がありませんでした。そこで、なぜ第一光の子保育園を見学先になさったのかお聞きしてみました。すると、M学院女子大学のA先生に勧められたとおっしゃるのです。M学院の附属施設(森のこども園)は数年前に新築されたばかりでとても素敵な園舎・園庭・備品なのです。そんなところを見学してから我々の園を訪ねてくださったと言うのですから何とも複雑だったのですが、我々には(自分たちは)当たり前になってしまっていて気付かない良さが色々あるようで、あちこち盛んに写真に収めて行かれました。どうか、津波被害に遭われた女川に素敵な園舎ができるように、そして、その際、我が園を見学したことによって生かされること(ところ)があるといいのですが・・・。
2019年06月10日(月) No.2569 (園長日記)

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