Diary

畑の話


先日5歳児がサツマイモの苗を植えさせていただいた柴田農林高等学校の畑に今日は4歳児の子どもたちがお邪魔し、今日もO先生はじめ先日お世話してくれた優しい学生さんたちにお手伝いしてもらいながら苗を植えました。たった一学年違っただけでも成長の違いがあるため、どうなるか心配(楽しみ)だったのですが、学生さんたちは前回の経験から子どもたちにどう接すれば手際よく作業できるかなどを考えてくれていたようで、子どもたちとの挨拶、苗の植え方の説明、畝の前に並ぶ際に子どもたち同士が近づき過ぎないような配慮や声がけをしてくれていました。そして、前回元気のいい男の子に関わってくれた男子生徒たちは、今日、ユニークなキャラクターの持ち主のH組のT君が寝かせるように植えることを教えてもらったにも関わらず、華道家のように穴に刺すように植えていることに興味・関心が芽生えたのか3人もの生徒がサポートしてくれていました。一方、A組のK君はバスで柴農に向かう際、担任のS先生がクイズを出してくれているにも関わらず、車窓から見えるコンビニに夢中で「あっ、F◯m◯l◯ M◯r◯だ」と興奮状態、また、おじいちゃんが柴農で働いているというKちゃんはおじいちゃんに会えることが苗植えと同じくらい楽しみだったようで終始ご機嫌でした。何はともあれ、どちらのクラスも、お兄さん・お姉さんと楽しく会話をしながら苗を植えることができてとても楽しかったようです。A組が園に戻る前にお礼の挨拶をする時、先日僕の頭についていた木を切っていた時についたチップを取ってくれたK君が生徒を代表し「芋掘りの時まで、しっかりお世話をしておきますので楽しみにしていてください」と話してくれました。その後、学生さんたちと握手をして帰ってきたのですが、そのK君が「園長先生」と握手を求めてくれたことがとても嬉しかったです。秋の収穫までマルチシートが張られていない部分の草を取ったり、土を柔らかくして酸素が行き渡るような作業(中耕)をしてくださるとのこと。保育園の畑で育てているサツマイモや野菜を収穫できる頃、お礼を兼ね、O先生や学生さんたちを保育園に招き芋煮や焼き芋をしたいと思います。
 さて、園庭の畑ですが、未満児クラスが管理している畑に植えられたキュウリが一本、すでに収穫できるくらいのサイズに育っています。それに気づいた子どもたちの目は「いつ食べるの?」そんな印象でした。一方、園から数百メートルほど離れたところにお借りした畑の様子ですが、3歳児H組のM先生が「マルチシートが張られていないところにたくさん草が生えてきています」と言っていたので午後の時間様子を見に行ってみました。確かに何やら草が生えています。そこで、藪を枯らしてしまうほど繁殖力がある「藪枯らし」は抜くなどしてきましたが、M先生が言っていた草は山形県で『ひょう』 と呼ばれ、ご当地グルメとして食されている『スベリヒユ』という草でした。あいにく食べたことも食べようと思ったこともないため、そのままにして園に戻ってきましたが、山形の方々を畑にお招きしたら、あっという間に草がなくなることでしょうね。
2019年06月06日(木) No.2567 (園長日記)

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