Diary

俯瞰で見る


4月に角田市に法人で3つ目の施設「角田光の子保育園」ができて2ヶ月が過ぎました。先日は羊の毛刈りにお誘いして交流しましたが、今日は「花の日礼拝」の訪問として角田光の子保育園の近くにある老人施設「聖母の家」にお花を届けるためにバスでお迎えに行きました。これまでは第一の子どもたちが訪問してきましたが、同じ角田市内、しかも近いこともあり、これから良き交流ができることを願って角田光の子に行ってもらうことにしました。3ヶ月前までは公立保育所だった保育所に勤めていた先生方にとって、初めて経験するキリスト教の行事、そんな時に僕が一緒にいるということで不安と緊張でいっぱいということが伝わってきました。僕たちは当たり前のように賛美歌を歌い、花の日礼拝の意味をお伝えするカードなどを準備していっていましたが、今日はそれとは違った方法でお花をお渡しし、いつまでも元気でいてくださいとメッセージをお伝えしてくれていました。これまで花の日礼拝や収穫感謝礼拝など、様々なところへ出かけ、お花や野菜を届けてきましたが、こんな風に俯瞰で保育を(お渡しする様子を)見ることはなかったこともあり、角田光の子保育園の保育の一端を見ること、そして自分たちの日々の保育を感じることができました。その中で強く感じたこと、それは、同じ法人、同じキリスト教の園として歩んでいるからには3施設が保育方針等を共通理解することの重要性、そのためには園長だけでなく現場のトップである主任、そして同じ年齢の子どもたちを担当している先生たちが時々話し合ったり、それぞれの保育を見たりする必要性です。今日の行事についてはきっと会議で振り返りをすることと思いますが、そんな時、牧師先生にキリスト教保育の立場からアドバイスをしてもらえることが理想ですが、それが無理ならば、僕ができることがあれば積極的に力になりたい、ならなければならないと思いました。
 さて、何年も前から月1回、町内で文庫を開いていたKさんに保育園に来ていただき、子どもたちに絵本や紙芝居を読んでもらったりお手玉や手遊びなど昔の遊びを紹介していただいています。以前はご自分でマニュアル車を運転してきてくださっていましたが、免許を返上なさったため出来る限りバスで送迎するようにしています。場合によっては子どもたちも一緒にバスに乗ってお迎えに行くのですが、今日は3歳児クラスの子どもたちの予定日でしたが、5歳児M組の子どもたちとA先生がバスに乗りお迎えに行きました。Kさんは昨年怪我をしたことで、歩くことなどがこれまでよりゆっくりになったことに子どもたちが気づき、バスの乗り降りの際に手を繋いでくれたり、荷物を保育室まで運んでくれたりしっかりエスコートすることを喜んでくれています。そんな子どもたちの優しさに触れ合えること、そして絵本を読めることが楽しく、嬉しいとおっしゃっていました。これから梅雨の時期を迎えますが、お散歩やリハビリを続け少しづつ体力が戻ってくれるように願い祈るものです。
2019年06月05日(水) No.2566 (園長日記)

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