Diary

どなた?


気温の高い日が続き、虫やカエルといった生きものたちが生き生きと活動していることを感じていましたが、昨日の夜から降り出した雨のお陰か園庭のケヤキや桜だけでなく、園舎東側の山の斜面の草たちが急に伸びたように感じます。そんな緑の草たち中にきれいに咲き始めた赤紫色のアザミを切り飾りました。一方、子どもたちは自分たちだけで斜面に行くことはできないため、園庭のあちこちに咲いているシロツメクサやタンポポを摘んでごっこ遊びに使って遊んでいます。昨日も4歳児A組の子どもたちが太鼓橋の近くに育っている細長い葉を千切り、さらにその葉を細かくして何やら楽しそうに遊んでいました。ところが、誰の発想なのか千切って遊ぶだけでなく、神社でよく見られるおみくじのようにフェンスにクルクルと葉が巻きつけてあるではありませんか。その様子を見て、10日ほど前、夕方、未満児用の園庭で遊んでいた4歳児A組のRちゃんが柳の枝にクローバーの花をおみくじのように結んでいたことを思い出しました。昨日フェンスに葉が巻きつけたのがRちゃんの影響・発想かどうかはわかりませんが、誰に教えたれた訳でも指示された訳でもなく自分たちで「面白い」と思うことを考えて遊ぶことができるのが子どもたちの素晴らしいところだと言えます。本当は「そんなに葉っぱを取るとお花咲かなくなるから・・・」と言いたい気持ちがなかったとは言えませんが、子どもたちの楽しそうな様子を見るとそんな気持ちをぐっとこらえ「じゃあ、遊び終わったら葉っぱ片付けてね」と声をかけるにとどめました。
 さて、本とか嘘か、昨日、延長保育担当のY先生から「園長先生、昨日鍵を閉めて帰宅しようとした時、玄関前の山から、何かの生きものだと思うのですが鳴き声だと思われる声が聞こえてきて、ちょっと怖かったんで・・・」と声をかけられました。日が長くなったとは言え、暗くなった時間に山から姿が見えない生き物と思われる声が聞こえるとなれば恐怖心が湧くのは当たり前!とは言えどイノシシがやってきたような形跡はありません。しかし、誰かわからない声の主がイノシシで、Y先生がそんなイノシシによって被害に合うようなことがないように、草刈り(下草払い)をして風通しを良くしたいと思います。
2019年05月29日(水) No.2561 (園長日記)

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