Diary

いよいよ


先週、奄美地方や沖縄地方が梅雨入りしましたが、今日の夕方は仙台でも近づいている低気圧の影響なのでしょう、ジメジメした湿度が高い風が吹いていたこと、また、出退勤の際の往復の道に植えられている街路樹のどんぐりの木からどんぐりの花の香りが漂い始めていることから東北でも梅雨が間違いなく近づいていて、鬱陶しい毎日がやってくるのは時間の問題であることを感じます。そんな梅雨を迎える前に職員室の近くの花壇には今年もイチゴが少しずつ実を実らせ始めるようになりました。そして、そのイチゴを食べるべく赤くなったかどうか毎日チェックする子どもたちが現れ始めました。しかし、数少ないその実を食べられるのは奇跡と言えることもあり、赤くなるのを待ちきれず食べてしまう子どもたちが必ずいます。同様に大きくなってきた梅の実も収穫を待たずして予想通りに次々にもぎ取られてしまい、今年は園庭の梅の実でジュースを作ることはほぼ無理となったように感じます。その反対に花壇に植えられた野菜の苗たちは小さなポットから広い畑に植えられたからのなのでしょう葉が生き生きして見えました。中でもサツマイモの苗は植えたばかりの先週とは違い背筋を伸ばし空に向かって伸びていました。人間の生活に必要不可欠な水ではありますが、多くの人たちには梅雨は嫌な季節でしょう。しかし、植物たちにとっては喜びの季節なのかもしれません。そんな梅雨を迎えるまで、そして迎えてからも楽しいことを見つけ過ごしていきたいものです。
 さて、話は一転しますが、お好み焼きやたこ焼きや焼きそばがよく食べられている関西地方では、「お好み定食」や「たこ焼き定食」「焼きそば定食」なるメニューが存在し、炭水化物をおかずに炭水化物を食するということが当たり前のように行われています。ところが、保育園の今日の給食は五目ビーフンとご飯と味噌汁といった関西と変わらないようなメニューでした。そんなメニューについて今日の会議で意見が交わされました。子どもたちの中にはビーフンが苦手な子どもが結構いること、家庭と違い大量に調理をすると麺が切れてしまうことなど、保育現場でも調理現場でもそれぞれ苦労があることを知ることができました。このメニューに限らずこれまでも子どもたちの喫食状況などを生かして栄養士のY先生がメニューを決めてくれていますが、今後、炭水化物をおかずに炭水化物を食べる今日のようなメニューが今後も存続するのでしょうか?どうなることやら・・・。
2019年05月20日(月) No.2554 (園長日記)

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