Diary

自分たちのこととして


昨日は「母の日」だったということもあり、あちこちの花屋さんの店先にはカーネーションをはじめ、色とりどりの花が飾られ、その花を買い求めるお客さんが列を作っていました。また、仙台駅の駅ビルや駅周辺のファッションビルではお花以外のプレゼントも並べられていました。日本でも当たり前になった感のある「母の日」ですが、元々はアンナジャービスというアメリカ人女性が自分を苦労して育ててくれた敬虔なクリスチャンだった母親を敬愛し、この母親を敬う気持ちを、母親が亡くなった後もこの世の中に残しておきたいと、母親のための祝日を設ける運動が始まりと言われています。そんな教会から始まったとされる「母の日」を大河原教会や第一・第二光の子保育園では「家族に感謝する日」として祝い、保育園では今日全園児がランチルームに集まり礼拝を献げました。しかし、0・1・2歳児は特に難しい話しや長い話しは禁物と思い、5年前に亡くなった、まどみちおさんが作詞した童謡を何曲か紹介し、その中でも、鼻が長いことをバカにされていたにもかかわらず、子どものぞうが「そうよ母さんも長いのよ」「母さんが好きなのよ」と自慢げに答える「ぞうさん」を皆で歌い、一人一人違っていいこと、産んでくれたお母さん、そして、家族に感謝すること、そして、いつも守り導いて下さっている神様に感謝することが出来ました。来月は教会での「子どもの日」である、「花の日」を祝います。その意味や起源を理解しそれを子どもたちに伝えていきたいものです。
 さて、先週、大津市の県道交差点で車同士が衝突し、散歩中に信号待ちしていた近くの保育園の園児ら16人が死傷した事故で、事故翌日から休園していた保育園が今日再開したと聞きました。二人の幼い命が奪われた事故現場にはなお多くの人が訪れ、花を手向けられているようですが、この事故は我々保育に関わる者として決して他人事(ひとごと)ではなく心を痛めた出来事でした。そんなこともあり、事故翌日の朝の礼拝(打ち合わせ)で担当の先生が亡くなったお子さんとそのご家族や保育園の関係者のために祈りを献さげてくれました。その一方で、子どもたちのために必要なことであればこれまで通り、しっかりとした安全対策をするなどして保育が委縮することがないように話しました。また、今日の会議でも今回の事故のことを今一度話し合い、散歩や園外保育を含め自分たちの保育を確認しました。僕自身、最近頻繁に起きている自動車による死亡事故を見聞きして、ハンドルを握る時、車という便利であるものの凶器にもなり得るものを運転しているという自覚を忘れてはならないと思わされました。
2019年05月13日(月) No.2549 (園長日記)

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