Diary

気持ちのいい季節


多くの人の目と心を癒してくれた桜の木、そして秋に葉を落とし寂しげに見えていたケヤキの木が園庭に日陰を作ってくれるための小さな葉を広げる準備をしていましたが、この連休中に一気に黄緑色の葉を広げてくれました。そのお陰で自然の力強さが漲っていることを感じます。紫外線は強いもののスギ花粉の辛さから解放され、雨が降り続く梅雨までは湿度の少ない気持ちのいい季節を過ごすことができることに喜びを感じます。子どもたちも虫探しや花を摘んでごっこ遊びをするなど外遊びを満喫していますが、これから畑に野菜の苗を植えたりタネを蒔いたり、5歳児は恒例になった田植えの予定もあったりと更に外で過ごすことが楽しみになることでしょう。その一方で園舎東側の山も様々な草が生い茂る季節を迎え、蜂が巣を作るために適したところを探すのに忙しく活動を始めるようになるため子どもたち、保護者、職員が被害に遭わないように小まめに下草を刈るなどの作業もしようと思います。
 さて、前述のように外遊びが気持ちのいい季節になり、園庭だけでなく近隣の公園に園外保育(散歩)に出かけるようなこともあるかと思います。ニュースでご存知の方も多いかと思いますが今日の午前中、大津市の保育園の子どもたちが散歩に出かけた際、自動車による交通事故に巻き込まれ2人の尊い命が失われるという事故が起きました。この保育園は園庭がないためよく琵琶湖湖畔の公園に出かけていたとのことですが、不可抗力によって起きた事故によって他の施設で散歩を自粛するようなことにつながらないこと、しかしそのために保育者がこれまでの散歩を見直すとともにしっかりとした配慮をしなければならないと思わされました。そして、失われてしまった2人の子どもたちの冥福とそのご家族の方々や保育園の子どもたち、保護者、職員の心が癒されることを祈ります。
2019年05月08日(水) No.2546 (園長日記)

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