Diary

典型的日本人!?


過去に前例のない「10連休」皆さんどのように過ごされたでしょうか?この連休中、車による悲しい事故が幾度となく伝えられていたので「休み中何かあった場合はこちらの番号に連絡してください。」とお知らせ(お願い)していた園用の携帯電話は嬉しいことに一度も鳴らず、子どもたちも保護者の方々も、そして職員も事故や怪我に遭うことなく連休を終えることが出来ほっとしました。その一方でこの長い連休明け、「保育園に行きたくない」と言う子どもたちがいるのではないかと心配だったのですが、多くの子どもたちが「園長先生おはよう!久しぶりだね?!」「温泉に行ってきたよ」「おじいちゃん・おばあちゃんのところに行ってきたよ」「○○ちゃんおはよう!」「○○君虫探ししよう」など11日ぶりの登園を喜び、待ってましたとばかりに休み中の出来事を伝えて(伝え合って)くれました。その一方で、8割の方が連休明けに「会社に行きたくない」と答えたと言います。「働きすぎ」「もっと休まなければいけない」といわれている日本人、欧州の方々のように10連休以上のバカンスを楽しむようになるのは不可能なのでしょう。こんなことを書いている僕も、薪作り(丸太の玉切り)や植物の水やり、メールチェックのために二日間園に足を運んでしまいました。しかし、誰もいないところでの作業の方が自分のペースで動けるため仕事が捗ることを実感しました。とはいえ、加齢とともに体力が衰えている証拠にたった1〜2時間だけで腰に違和感を覚え作業を断念せざるを得ないという残念な結果に・・・。それなのに丸太はまだまだ残っているという現実!暖炉に火が入れられるようになるまで慌てることなく地道に作業をしようと思います。
 さて、この連休中、大阪など各地で展開された「お父さん預かります」というサービスが話題になりました。お母さんと子どもが遊んだり、買い物したりしている間、行き場のないお父さんが時間をつぶせるスペース(サービス)だったようですが、何とも寂しい出来事に思えました。おそらく欧米の方々であれば連休中に買い物をしたり遊園地に出かけたりという時間の過ごし方ではなく、家族そろってあるいは、仲の良いファミリー同士で自然の中でキャンプやBBQを楽しむといった時間を過ごし、その中心となるのは「お父さん」であり、そこが日本と大きな違いのような気がします。もし今後、このような10連休があった場合、そして退職後、僕がどこかに預けられることがないようにしなければならないと思うのでありました。
2019年05月07日(火) No.2545 (園長日記)

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