Diary

「なのに」なのか?「だけど」なのか?


今日は事務のOさんがお休み。そんな日はOさんに代わって職員室や玄関、ランチルームや階段などを掃除機を使って掃除するように心がけています。忙しい先生たちにお願いすることでもないので、それは僕にとって特別な事でも何でもないのですが、そんな姿を見て驚かれる方が結構いるのです。今朝も園舎西側玄関や階段を掃除していると5歳児M組のKちゃんのお母さんがKちゃんを園庭に送り出すとき「園長先生も掃除機掛けるんですね!?」と驚いたように声をかけて下さったのです。そんなお母さんに「やっぱり男性が掃除するって変な風に感じるんですか?」とお聞きしてみました。すると「え〜っ!?うちの会社で言えば上司がお掃除していることになるので・・・」との返事が返ってきました。そこで「園長だからと言って特別偉い訳でも何でもないんですよ」と答えたのですが、まだまだ日本では「上司なのに」という風習があるのでしょうか。僕は上司だったり園長であっったとしても時間やできることがあれば薪作り(蒔き割りや薪運び)、下草払いなど出来ることすべきだと思っているので「なのに」ではなく、「だけど」とか「でも」というスタンスで仕事が出来ればと思っています。僕は大きくないどころか小さい方ですが掃除機をかける時、Oさんでは(女性では)届かないところにも手が届き園舎内がきれいになるので、朝の掃除は苦ではなく結構楽しんで掃除機を掛けています。
 さて、新年度が始まり4日、少しづつ慣らし保育の時間が伸びているとは言え、まだまだ保育園に慣れず、泣きながら登園し、先生たちに抱っこやおんぶ、または手をつないで過ごす新入園児の姿が見られます。それでも、少しずつ園庭で過ごす時間が増え、様々なものに興味や関心を示す様子も見られ、中には職員室のおもちゃが気に入って職員室でひと遊びなんて子もいます。一般的に乳幼児施設や学校では「職員室だから入っちゃだめ」なんていう所が多いかと思いますが、子どもたちが落ち着くのであれば、前述の掃除同様、「職員室だけど」とか「職員室でも」というスタンス・場所でありたいと思っています。
2019年04月04日(木) No.2528 (園長日記)

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