Diary
理想と現実
進級したことを喜んでいた子どもたちにとって今日は待ちに待った今年度初の登園日でした。そのため多くの子どもたちが保護者の皆さんと一緒に大きな荷物を抱え嬉しそうに登園してきてくれました。昨年もそうでしたが、今年度も代休代替の先生たちが作ってくれた手の込んだ園のスタッフを紹介するコーナーでお家の方と一緒に担任を確認し、ニコニコしながら保育室へ向かっていきましたが、これまた毎年のことですが、間違って前年度の保育室へ入っていく子どもたちが数人見られました。(そういう僕もまだまだクラス担任とクラス名が混乱していて、この混乱はしばらく続くような気がしてなりませんが・・・)。そんな中、5歳児に進級した子どもたちは、保育園で最年長クラスになった喜びと自信に満ち、中でも当番活動を通して進級したという実感が湧くのか、昨年度、5歳児から引き継いだ「人数当番(欠席確認)」と午後のおやつを僕のところへ届けに来る「検食当番」の仕事が楽しくて(嬉しくて)仕方がないようで担当になった子どもたちが生き生きと当番活動をしてくれていました。一方、1・2歳児クラスの新入園児たちは昨日の入園式とは違い、お家の人とバイバイをして保育園で過ごすという現実を知り、涙を流し泣く姿が見られました。そんな子どもたちが一日も早く保育園に慣れて笑顔で過ごせるように願いながら先生たちは一週間の活動案(週案)を作ってくれるのですが、誰が考えてくれたのか、その週案を綴じるファイルにクラス名にぴったりで思いのこもった(理想的な)コメント(キャッチフレーズ)が書かれていて思わずニヤッとしてしまいました。
さて、3月にはTシャツでも過ごせる日があったに、4月に入ったというのに冬に逆戻りしたような寒さになってしまいました。暖かくなれば園庭の桜の花も咲き出すでしょう。そうなれば泣いている子どもたちも、桜の花を見ながら外で過ごせば、わずかな時間かも知れませんがお迎えに来てくれる保護者の方々を待つ時間も短く感じられ、泣かずに過ごすことができるようになることでしょう。そんなことからも春らしい暖かい日が一日でも早く来ることを願わずにはいられません。
2019年04月02日(火)
No.2526
(園長日記)
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