Diary

森の人


先週末、新年度に向け、先生たちから要望のあった足りなくなった玩具を買い求めるため北欧家具で有名なI○E○に出かけました。I○E○には保育園の買い物とは関係なく時々買い物に出かけることがあるのですが、その度に必ず、買うべきかどうか悩んでしまう商品がありました。それが「オランウータン」のぬいぐるみでした。自分に似ているからなのか、はたまた以前勤めていた幼稚園のバスの運転手さんの姿とだぶってしまうからなのか、売り場に行くと自然と足が止まり、保育園の子どもたちに買ってあげようかどうかず〜っと悩んでしまっていました。こんなに悩むということは買ってもいいだろうと考え、今回は意を決し、先生たちからの依頼の品以外に二頭の「森の人」を買い求めてみました。そして今朝、ぬいぐるみを持った変なおじさんだと思われて乗客に驚かれないように大き目のバッグに2頭を押し込み、一緒に電車に乗って保育園に連れてきました。そして、早速玄関ホールから2階に上る階段のところにロープを張り、そのロープに二頭を飾り付けてみました。中には怖がって泣く子がいるのではと心配していたものの、その愛くるしい姿に気付いた子どもたちや保護者の方が「うわ〜おサルがいる」「かわいい!」と目を細めていたので、各クラスに買ってあげようと思います。ちなみに、前述した以前勤めていた幼稚園には「オランウータンの森」という名前の付いた広い森があり、子どもたちはそこで木の実を拾ったり落ち葉を集めたり木登りをしたりと思い思いの遊びに興じていました。ご存知の方も多いかと思いますが、オランウータンはマレー語で「森の人」を意味します。熱帯雨林のようなジャングルは作ることは不可能ですが、桜やけやきだけでなく園庭にたくさんの植物を植えて「オランウータンの森」を作れたら多くの子どもたちがオランウータンよろしく、これまで以上に木登りをすることもできるし楽しいと思うのですが・・・。
2019年03月25日(月) No.2520 (園長日記)

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