Diary

祈りと願い


ニュージーランドのクライストチャーチで2つのモスクを狙った銃乱射事件が発生し、50人が死亡、数十人が負傷した銃乱射事件は、ニュージーランド史上最悪。その影響か地元警察には、事件翌日から「私たちの国では、こんなものは必要ない」自分の半自動小銃を廃棄してほしい。という依頼が相次いでいるそうです。それだけではなく、昨日のニュース映像ではモスクに通っているイスラム教徒の方が「ここは(モスク)は祈りの場です。だから、犯人を赦します」と語っている姿に何と素晴らしいことだろうと心を打たれました。また、アーダーン首相は銃の乱射事件を受けてすぐに、自動小銃など殺傷力の強い銃の販売と所持を禁止する法律を来月11日までに施行させたいとする考えを示すなど対応の早さなどからもこの国の素晴らしさを思い知らされた気がします。治安の良いと言われたニュージーランド。この国で起きた銃事件は世界に衝撃を与えていますが、日本と同じように全国いたるところで温泉が湧き出ている温泉大国で治安の良さから国に移住する日本人も多いと聞きます。そして、随分前に同国に旅行に行った父と母がとても素敵なところだったと言っていたことを思い出しました。生まれ育った国、人種、信仰の違いを認め合い、このような悲しい事件が起こることがないように皆で祈りたいものです。
 さて、今日を持って今年度の保育終了日となりました。とはいっても保育園という施設の性質上、卒園式来週も登園してくる子どもたちがいますが、本当に今日で保育園とお別れとなった5歳児M組のAちゃんとお母さんは、これまで慣れ親しんだ保育園との別れを惜しんでいたのでしょう、ランチルームの暖炉の前などあちこちで写真を撮るなどしていました。そうかと思えば、2歳児Yちゃんなどは、日中園庭に3歳児H組のRちゃんのおじいちゃんからいただいたスイセンの球根などを植えている僕のところへやってきて二階の保育室を指さし「もう少しでお姉さんになるんだよね〜!」と嬉しそうに話し掛けてくれました。保育終了日という5歳児の子どもたち・保護者の方々にとっては寂しい日ではあっても、幸いなことに保育園では子どもたちと先生たちの笑顔や笑い声が溢れていました。明日、そして来週も登園してくる子どもたちにとって残りの保育園生活も事故や怪我などなく過ごせますように・・・。
2019年03月22日(金) No.2519 (園長日記)

No. PASS