Diary

へえ〜!


卒園式の際、ホールの花道を彩るお花を買い求めに3歳児の子どもたちをバスに乗せ片道約30分弱、隣接する蔵王町にある卒園児の祖父母が経営なさっている植木屋さんへ出かけてきました。担任の先生たちが事前にコンタクトを取っていてくれたこともあり、予算に見合ったお花を準備し待っていてくださいました。その中から子どもたち一人ひとりが自分好みの色の花を選び、カゴに入れるというお手伝いをしてくれたのですが、花を積み終え保育園に向けてバスを走らせているとき面白いことが判明しました。それは、子どもたちが選んだ花は単純に自分好みの色というだけでなく、5歳児の誰に持ち帰ってもらいたいかイメージしていたのです。まだまだ3歳児だというのに、しっかりと恋い焦がれている!?先輩がいるようで「わたしは○○ちゃん」「僕は○○君」と誰に選んでもらうかバスの中は大騒ぎになりました。そんな子どもたちの様子を見聞きすると、年齢ごとのクラスはあってもその枠を超え、普段の生活の中で子どもたちが日々遊びを通した交流をしていたことが感じられとても嬉しくなりました。卒園式当日、3歳児は式に参加することはないので、自分の憧れの先輩にお花を渡すことも、また、願い通りにお花を選んでもらえることもほぼ不可能かと思います。それでも、H組T組の子どもたちが卒園児を想いお花を選んでくれた事実は変わることはありません。そんな想いが伝わり、きっと素敵な卒園式になることでしょう。
 ところで、クラスの枠を超えた関わりということについて、先日保護者の皆様にお願いした保育園に対するアンケートの中に次のような素敵な表現の回答が寄せられました。それは、第一光の子保育園は先生たちがクラスの枠を超え子どもたちをしっかり見ていてくださっている。まさに全員担任制ですね。という言葉(文字)でした。この回答を読み、保育園が目指していることが伝わっているように思えて何と表現していいのかわからない喜びを感じました。そして、この回答を裏切ることなくこれからも職員一同、目と力と心を子どもたち一人ひとりのために注ぎたいと思いました。
2019年03月13日(水) No.2512 (園長日記)

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