Diary

昨日書き忘れたこと


昨日書き忘れていた嬉しい出来事ことがありました。それは、お母さんとバイバイするのが辛く先生たちに抱っこされフェンス越しにお母さんとバイバイする姿が見られていた3歳児H組のMちゃん。お母さんに抱っこされながら保育室へ向かう時、その後保育室で準備を終え抱っこされて園庭に出てくる時などに「おはよう」と声をかけても恥ずかしくて返事が返ってくることがなかったのですが、昨日の朝、放射線量を計測している僕のところにやって来て、笑顔で「園長先生おはよう!」と声をかけてくれるではありませんか。あまりの突然の出来事に一瞬何が起こったか分からなかったのですが、「おはよう!」と応えた後、その出来事の嬉しさが込み上げてきました。そこでみんなのところへ行こうとするMちゃんを「ちょっと待って!」と呼び止め、改めて「Mちゃんおはよう!今日は泣かないでバイバイできたんだ。M先生もきっと喜ぶね」と声をかけぎゅ〜っと抱っこしてあげました。すると、少々恥ずかしそうにしながらもニコッと笑い、皆のところへ走っていきました。そして、今朝も職員室のバルコニーのところにいた僕のところへやってきて「おはよう!」とあいさつしてくれたのです。それだけではありません。近くにいたクラスの友だちに「昨日、園長先生が『ぎゅ〜っ』ってしてくれたんだ」と言うではありませんか!!!昨日あんなに照れくさそうにしていたけれど喜んでくれていたのかと思うと良かったと思わされる朝でした。
 さて、もう一つ昨日書き忘れてしまったこと。それは、昨日いちご狩りに出かけた宮城県山元町は東日本大震災の際、未曾有の津波被害を受け、沢山の家と人命が奪われた地域であり、かつていちごがたわわに実っていた場所には、当時瓦礫と塩水の染み込んだ土地が残されるだけの地域だったということです。そのような被害を受けながらも、一日でも早くいちごを取り戻す。そんな熱い想いを胸に奮闘し続け、震災から一年を待たずして高設でのいちご栽培を開始し、現在の賑わいを取り戻したということを忘れてはならないということでした。常磐線の駅や線路は震災前から内陸側に移設され、ハウス前の高架化された線路を電車が走っていますが、それは、津波が発生した場合の避難場所でもあることを忘れてはいけません。一昨日、政府の地震調査研究推進本部が今後30年以内に宮城県沖などでマグニチュード7級の地震が発生する確率が90%と発表したことを踏まえ、いつ何時自然災害が起きても冷静に行動できるようにありたいと思わされました。
2019年02月28日(木) No.2503 (園長日記)

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