Diary

想定外


去年9月に続き、昨夜北海道で最大震度6弱を観測する地震が発生しました。再び強い揺れに見舞われた地域の方々はさぞかし不安を抱えながら夜を過ごしたことでしょう。前回のように長時間に及ぶような停電はなかったことは幸いだったと思いますが、今後余震が起こらないとも限りません。間も無く発生から8年を迎える東日本大震災が発生したとき寒さが辛かったことを思い出します。北海道の住宅は防寒対策がなされているとはいえ、東北以上に寒い北海道で停電となるとみなさん大変な思いをすることは容易なこと。今後大きな被害が起こるような余震が起こらないことを願います。
 さて、この地震が発生した時というニュースが伝えられたとき、昨日、給食前、3・4・5歳児の子どもたちにはもちろん、担任たちにも知らせず、いつ起こるかわからない自然災害(地震)を想定し抜き打ちで避難訓練をしたことの重要性を再確認させられました。地震の場合、避難路を確保するためにできるだけ扉を開けるように訓練しているため、多くの先生がそのように行動しましたが、園内放送では東京電力福島第一原子力発電所がダメージを受け放射能が飛び散ったため窓や扉を閉めるような指示が伝えれられると、開けた窓や扉を大慌てで閉める先生たちの姿が見られました。反対にこの時期の子どもたちは突然の園内放送や避難指示に驚いて泣くこともなく、先生たちの話をよく聞きテーブルの下に身を隠すこともできていましたが、散歩や園外保育に出かけている時などに避難を要することがないとは言えません。そんな想定外なことが起きても大丈夫なように訓練を続けていきたいと思います。ちなみに、3・4・5歳児が避難訓練をしている時、0・1・2歳児はいつもと変わることなく美味しそうに給食を頬張っていました。
2019年02月22日(金) No.2499 (園長日記)

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