Diary

午前のおやつ


昨日、5歳児N組と1歳児U組の子どもたちがバスに乗って白石川の河川敷に白鳥を見に出かけました。それが羨ましく同じように白鳥を見に行くことを楽しみにしていた5歳児N組の子どもたちと1歳児S組の子どもたちがバスで白鳥を見に出かけることができました。数日前の天気予報では、傘マークが出ていましたが、昨日の夕方から夜にかけて雨が降ったものの朝には上がっていたこともあり予定通り出かけることができ大喜びだったのですが、中でもお父さんがパン工場にお勤めというM組のM君は切られていない4斤分の食パンを4本も持ってきてくれたこともあり、朝から鼻の穴を膨らませドヤ顔!?M組の子どもたちはS組の子どもたちと手をつなぎバスに乗り込みシートまで誘導しシートから落ちないようにと通路側に座るという優しい配慮までしてくれました。出発予定時間の10時頃は小雨が降っいた上に河川敷に到着した時、バスの中からはカモとカモメは見えるものの白鳥の姿が1羽も確認できず「今日に限って不在!?」と心配したのですが、運転席から降り確認してみると、羽を休めながら優雅に泳いでいる姿が・・・。そこで両手で頭の上に○を作り先生たちにサインを送り、子どもたちにバスから降りてもらうことになったのですが、その時も5歳児が1歳児の手を取りしっかりとサポートする姿が見られ改めて子どもたちの成長を感じることができました。そして、いよいよ持参した餌を食べさせることになったのですが、さすがのM君も切られていないパンを抱え、鳥たちにちぎってあげるのは困難だったようで「園長先生これ持ってて」とお願いされ、まるでラグビーボールを抱えるようにもったパンをM君が取りに来るという妙なことになってしまいました。それどころかあっという間に餌がなくなった子どもたちが「M君パンちょうだいね!」「うんいいよ!」と会話しながら楽しそうに餌付けをしていました。ところが、M組の担任N先生の様子が変だなあ!?と思ったら、何と鳥が苦手だというのです。特に空中で投げた餌をくわえ戦闘機のように飛行できる(する)カモメなどは大の苦手ということもあり腰が引け、へっぴり腰で「キャー」とか「うわ〜!」と悲鳴に近い声を上げていました。しかし、気がつけばM君のパンを始め多くの子どもたちが持ってきてくれた餌のお陰でカモメたちが一番最初にお腹を満たし満足したようで姿が少なくなったこともあり、しっかりと集合写真も撮影し帰ってくることができました。そうそう、餌として持ってきてくれたパンとは言えまだまだ美味しく食べられるパン!そんなこともあり鳥たちに餌を上げながら、多くの子どもたちがしっかり味見をする姿が見られました。10時過ぎでちょうど午前のおやつにぴったりだったのでしょうね。
 ちなみに、いつも河川敷に出かける際、保育園で元気過ぎるぐらいの子どもたちが川に落ちる(ハマる)のではと心配しながらでかけるのですが、そのような子どもたちこそ園庭で走り回り体幹がしっかり育ち、身のこなしもしなやかなためハラハラドキドキさせられるもののいたって大丈夫!反対に今日初めてのバス乗車、そして餌付けも初めてのS組の中の2人が白石川の水の冷たさを実体験することになりました。この子たちも数年後には優しく1歳児の手を引いてくれる子どもたちに成長することでしょう。
2019年02月20日(水) No.2497 (園長日記)

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