Diary

限界


今日は二十四節気の「雨水」。暖かくなり雪が雨に変わり、氷が融けるころと言われています。今年は事のほか暖かく例年なら日陰に残っている雪も全くなく氷も霜柱もできないような日が続いています。このまま春が訪れることはないのでしょうが、園舎内では一足早く春が訪れました。それが何故かというと、雛人形を飾るにのには「雨水」がいいとされているため、今年も玄関ホールと2階のホールに雛人形(ひな壇)が飾られ華やかになったからです。毎年玄関ホールに飾られる雛人形は何年も前に作られた年代物であることは間違いないと思うのですが、どの人形も現代の雛人形とは趣が違い、表情が優しいように感じます。しかし、持ち物が随分紛失してしまっていたり、ぼんぼりがつかなかったり・・・。そして何より雛壇そのものが歪になってしまっていて、そろそろ限界かなあ!?そんなことを思わされます。それでも毎年、人形が飾られると男の子も女の子も雛壇の前で立ち止まり、見入っている姿や何やら話し込む姿が見られます。古きものを大切にし、これからも長く飾っていけるようにしたいものです。
 さて、今日5歳児N組のKちゃんのお父さん、M組のSちゃんのお父さんと職場の同僚の方がせっかくのお休みの日を子どもたち(保育園)のために捧げてくださり、今年度の卒園記念品(クライミングウォール)を作りにきてくださいました。僕も少しでもお役に立てればと思い、穴を掘ったり丸太やコンパネを止めるためのお手伝いをさせていただきました。本当ならば(少なくとも)5歳児の子どもたちは完成までのプロセスを見ることが理想的だったのですが、N組は1歳児U組の子どもたちと白石川の河川敷に白鳥を見に出かける予定が入っていて途中からしか見ることができず、また、作業が給食の時間に被ってしまったことなどもありM組の子どもたちも、その作業の全てを見ることができなかったのは残念でした。出来上がった頃から雨が降り出してしまいましたが、完成した遊具をバルコニーから見ていてどうしても遊びたかったのでしょう、少々降っている雨など気にすることなく多くの子どもたちが出来立ての遊具に群がり遊んでいました。落ちて怪我をすることなく楽しく遊ぶことができるといいのですが・・・。ちなみにKちゃんのお母さんは間も無く第三子を出産予定なのですが、お父さん(ご主人)によると、「昨日あたりからお腹が張るようになってきたようです。今日・明日がスーパームーンなので、もしかすると・・・。でも間違いなく2月中に産まれると思います」とおっしゃっていました。そんな中、お手伝いに来てくださったかと思うと本当に感謝です。Kちゃんが卒園しても産まれてくる赤ちゃんも私たちの園に入園させてくださお父さんが作ってくれた遊具で遊んでくれることを願うものです。また、Sちゃんのお父さんには2年前にも乗り物置き場を作っていただきました。そんなこともありますので、Sちゃんにも弟か妹が産まれお父さんが作った遊具で遊んでくれるといいのですが・・・。
 ちなみに、今日は卒園記念品作りだけでなく、クリーンセンターへのゴミ搬入や東北電力保安協会の検査、郵便局にお願いしていた品物が届くなど、身体が複数欲しいと思うような一日でした。しかし、自分に簡単に限界を作るのではなくどうすれば、体力・気力を持続できるのか考えなければならないと思わされました。
2019年02月19日(火) No.2496 (園長日記)

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