Diary
サバイバル!?
多くの乳幼児施設には落ちている事のないような枝や木っ端などが落ちていて、砂場以外でも子どもたちが穴を掘ったり山を作ったりしている姿が見られる第一光の子保育園の園庭。夕方、薪運びをした後、5歳児の女の子たちに「園長先生、なんだか変なもの落ちてるからちょっと来て!」と呼ばれて行ってみるとビワの木に登ったN組のRちゃんとM組のNちゃんが叩き落としたビワの花が園庭に散らばっていました。「なんだか気持ち悪い」と不安がっていた子どもたちに、それが何なのか伝えると安心した様子で「な〜んだ!じゃあ大丈夫だ。でもビワが成らなかったらどいうしよう?」と言いながら遊びを続けていました。そんな会話をして職員室へ戻ろうとしたのですが、先日N組の5歳児N組の子どもたちが実験を始めていたところが凸凹になっていて、そこで遊ぶ1歳児が歩きにくそうにしていたので、レーキを使って均してあげていると、すぐ近くで4歳児H組のT君が枝と木っ端を手にしゃがんで何かをしているのです。一体何をしているのだろうと思い「ねえT君、何してるの?」と聞いてみると「えっ?火起こし!」という返事が返ってくるではありませんか。縄文人かスウェーデンでアウトドア活動をしているようなT君の姿に驚くとともに笑ってしまったのですが「どうして火起こし知ってるの?」と聞くと「お父さんに教えてもらった」というではありませんか。そんな会話の様子をお迎えにいらしたお母さんにお伝えしたところ、「そうなんです。山育ちの主人がサバイバルを教えているんです」と笑いながら教えてくださいました。T君に限らず我が園の子どもたちは焚き付けに杉っ葉が重宝することなどを知っていますので他の園の子どもたちよりサバイバル術を身につけていると思っていましたが、T君は子どもたちの中の本物のサバイバーかも知れません。
さて、園舎新築から交換する事なく唯一サバイバルして(残って)いた職員室の網戸、昨年末頃から子どもたちに穴を広げられたこともありいよいよ怪しくなっていました。その網戸を含め複数の網戸を先週末T先生が綺麗に張り替えてくれました。そのお陰で風になびくこともなくなりましたが、子どもたちに突破されることなく今の状態がいつまで続くか、まさにサバイバルゲームの始まりということでしょうか・・・。
2019年02月18日(月)
No.2495
(保育日記)
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