Diary

願いと祈り


今朝の新聞によると、政府は2019年10月に予定している幼児教育・保育の無償化を巡り、認可外保育所にかかる費用のうち2分の1を国庫負担とする方針を決めたと言います。それには地方の割合を軽減するということがあるようですが、これまで無認可保育所と言われる時代があった認可外保育所の中には、認可保育所のように保育所を運営する上で必要な最低基準(面積基準や人的配置基準)が守られていない施設もあるのに認可保育所と同様の補助がなされるとなると認可保育所の意味はどこにあるのでしょう?全国市長会は「行政として認可外施設の安全性に責任が持てない」と主張しているようですが、まさに「保育の質」に関わること。待機児童解消をクリアするためには様々な策が必要であることは理解できますが、認可保育所で日々保育に携わっている保育者にも目を向け、そのような保育者の処遇改善をするために費用を使い保育現場の人材不足解消を図ってもらえりことを願うものです。
 さて、今日は多くの子どもたちが待ちに待った「Christmas−Market」の日でした。以前にも書いた通り、玄関ホールに商品のサンプルが並べられてからというもの欲しい品物を毎日見つめ「これ買ってもらう」「これ欲しい」と言っていた子どもたち同様、いや、それ以上に保護者の皆さんも楽しみにしていてくださったようで、お子さんのためなのか、はたまた自分のお気に入りの品を何としても手に入れようと思ってくださったのか販売開始前からランチルームで待っていて下さる姿に改めてこの行事を始めてよかったと思わされたのですが、会計のために行列ができるほどの大盛況にさらにその思いが大きくなりました。それもこれも、この行事の趣旨を理解し、商品を手作りしてくれる先生たちや大河原教会の方々、商品をお買い求めくださる保護者の皆さんのお陰であることを痛感させられ、ただただ感謝しかありません。今日の売り上げは全て献金として様々なところへお送りします。一人でも多くの人がクリスマスを喜んで迎えられますように祈りながら・・・。
2018年11月30日(金) No.2445 (園長日記)

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