Diary

嫌いなものは嫌い!


今日は大河原警察署の生活安全課と地域ボランティアの方々のご協力により人形劇での「防犯教室」を開催していただきました。ここ数年続けていただいますが、今年はこれまでで一番念入りに下準備(台本の読み合わせ)がなされる様子から、みなさんの力の入れ具合が伝わってきました。内容はこれまでより一話増え三部構成となり、新しい人形も増え子ども達が飽きることなく劇を見ることができる内容に進化していました。ところがいざ子ども達を前にすると緊張なさるのか念入りに打ち合わせをして下さっていたのに「第一光の子保育園」と言うところを何度となく「第一光の子幼稚園」と話されたり、セリフが滞りそうになることがあり、初めのうちはその都度子ども達が反応を示す様子が見られましたが、次第に慣れてくるのか諦めるのか反応することもなくなり反対に先生達がニヤニヤして見ていました。劇の最後には恒例になった、悪い人に声をかけられたときの心がまえ「いかのおすし」『いか』=行かない、『の』=乗らない、『お』=大声を出す、『す』=すぐ逃げる、『し』=知らせる、を確認し合いましたが、その際に大河原警察署のゆるキャラ、安心・安全の「あんちゃん」も登場してくれたのですが、子ども達の多くが大河原町のゆるキャラ「さくらっきー」と勘違いし大喜び。何を隠そう「あんちゃん」の方が「さくらっきー」より先に作られているのですが、大河原町観光物産協会・大河原町観光PRキャラクターと比べると知名度は・・・。そんな「あんちゃん」や人形達とハイタッチをしてお別れすることになったのですが、中には大きな「あんちゃん」に尻込みする子どもや劇の中で悪い役を演じた人形とはタッチしたがらない子どもがいて4歳児A組のW君などは「僕、悪い(怖い)人形と握手するの嫌だったけど、我慢してタッチした」と呟きながら保育室へ戻って行きました。しかし、それだけしっかり劇を見ていた証!W君は間違いなく「いかのおすし」をしっかり覚えてくれたことでしょう。
さて、今日は嘱託医による0歳児の乳児健診の日でしたが、毎年この時期の乳児健診の際、職員がインフルエンザの予防接種をしてもらいます。注射が苦手な僕でも嘱託医のI先生の注射を痛いと思ったことはなく、安心して注射をしてもらうのですが、職員の中にはどうしても注射が苦手な者がいます。中でも5歳児M組のN先生は大の注射嫌いらしく、毎年大騒ぎ!大人になっても子ども同様「注射」や「おばけ」そして「悪い(怖い)人」が嫌いなのは当然で、できれば避けたいそう思うのが自然なこと。そんなことを「防犯教室」と「予防接種」から思わされた一日でした。
2018年11月28日(水) No.2443 (園長日記)

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