Diary

そんなことを言われても・・・


今日の給食はロールパンとシンデレラシチュー(カボチャが入っているからのようです)、小魚のサラダ、そしてお茶とグレープフルーツでした。5歳児M組のNちゃんはよほどシチューが美味しかったらしく、僕が暖炉に薪を入れに行くと「園長先生、今日の給食おいし〜い!」とニコニコしながら話し掛けてくれました。そうかと思えば4歳児A組のK君はパンでは物足りなかったのか「ねえ、園長先生、どうして今日はご飯がないの?」と尋ねてきます。そこで、「今日はご飯の代わりにパンなんだよ。だから『お昼ごパン』だよ」と返事をしたのですが、K君本人はあまり納得しない様子で、「ふ〜ん」と言いながら食事を続けていました。近年、栄養バランスのよい健康的な食である日本食(和食)に世界中が注目していますが、日本ではお米を炊くのが面倒だったりすることもあるのか、料理をする家庭が減り、食生活の大部分を外部の食産業(外食、中食、通販、ファーストフードなど)や手軽に食べられるパンなどに押され、日本人の主食であるはずの『お米』の消費が減り、お米離れが顕著になっていると聞きます。ところが、先週、5歳児がかまどを使い羽釜でご飯を炊いたとき、美味しそうに炊きあがったお米を見たN組のR君は「つやつやしてる!」と言い食べた時にも「甘い」と言って喜んでいたそうです。欧米人の中にはお米の甘さが理解できず「味がしない」と言う方も多いようですが、そう考えると、K君やR君たちの口(舌)はしっかりしているということなのでしょう。先週11月24日は語呂合わせで「いい日本食」で和食の日だったようです。明日の給食は和食ではなく「中華丼」のようですが、お米は使われます。と言うことは、明日はK君に「ねえ、園長先生、どうして今日はご飯がないの?」と聞かれることはなさそうです。ちなみに、パンが給食の時は先生たちも夕方お腹が空く様子。そんなことからも腹持ちのいいご飯はありがたいようです。
2018年11月26日(月) No.2441 (園長日記)

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