Diary

何とかしたい


認可保育所には子どもたちを預かるために人員配置基準が決められています。0歳児の場合、子ども3人に対し保育者1人、1・2歳児の場合、子ども6人に対し保育者1人、3歳児の場合20人に対し保育者1人、4歳以上児の場合30人に対し保育者1人が最低基準で、この人数を守らなければなりません。しかし、日々の保育を見ていると、この人数の割合が本当に適切かどうか疑問に思ってしまいます。4月になった途端、それまで3:1の関わりで保育をしてもらっていた0歳児クラスの子どもたちが1歳児クラスに進級したということで6:1の関わりになってしまい、子どもたちはもちろんのこと、先生たちがてんやわんやになってしまいます。今日は全園児で収穫感謝礼拝を守り、各ご家庭にご協力いただき持ち寄ってもらった野菜や果物などをホールに飾り、神様めぐみに感謝した後、その野菜や果物を子どもたちと先生たちがお世話になっている方々や施設に届けに出かけました。僕は1歳児U組の子どもたちと先生たちをバスに乗せ、大河原警察署と大河原消防署へ出かけてきましたが、このような場合、普段の保育以上に安全に対する配慮が求められることもあり、人的な最低基準をしっかり満たしていても先生たちの大変さがひしひしと伝わってきて、何とかこの最低基準を変えてあげられないかと改めて感じましたが、そんな子どもたちと先生たちの関わりをご覧になった警察官の皆さんも「1歳でもこんなに立派なんだ!」とおっしゃっていましたが、一方で「先生たちは大変だ」と驚き、感心してくださっていました。もし、基準が変わり保育者の負担が少しでも軽減できれば保育者不足も解消できる可能性もあるので「何とかしたい」と思うのは僕だけなのでしょうか?
 さて、これまで何年も警察署を訪問させてもらっていて道場などは見学させてもらったことがありますが、今日は「特別、署長室で記念撮影しましょう。どうぞ!」と署長さん直々に言っていただき、署員の方々でもそんなに入ることがないであろう署長室で記念撮影をしてもらいました。しかし、1歳児の子どもたちには、署長さんであろうが署長室であろうがその特別感など知る由もなく全く緊張感もなく写真を撮っていただき、プレゼントをもらい喜んで帰って来ることができました。
2018年11月19日(月) No.2437 (園長日記)

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