Diary

健康の源


5歳児M組のMちゃんは高いところに登るのが大好き。これまでもバルコニーのところにある柱を登りクラスの子どもたちはもとより、お隣のN組の子どもたちにまで刺激を与え、多くの子どもたちが真似をして上手に登れるようになりました。そんなMちゃん、このところ園庭に埋め立ててある古タイヤを使って丸太によじ登り丸太の上に立ち、そこから隣の(少し離れた)丸太に飛び移ろうとジャンプを繰り返しています。しかし、いくら運動神経がいいMちゃんとは言えど恐怖感があるらしく、距離感を測りながらジャンプするものの足で着地することは難しいと判断したようで隣の丸太の上に手を付いて満足しています。そんなMちゃんに「じゃあ、あそこの木に登ってみたら?」と園庭中央のケヤキの木に登ってみることを提案してみました。すると意外なことに「でも〜、アリがいるから・・・」という返事!そこで「もう寒くなったからアリはいないよ。見てみて大丈夫だったら登ってみるといい」と話すとアリがいないことを確かめ安心したようで手足を器用に使ってするすると木に登り嬉しそうに園庭を見下ろし僕に手を振ってくれました。そんな姿を見ていて、昨年ムササビのように軽々と丸太から丸太へと飛び移っていた卒園したN組のA君のことを思い出しましたが、A君の運動神経の良さは素晴らしかったということなのでしょう。とは言えMちゃんの身のこなしや高いところを怖がらない様子を見ているとボルダリングにでも挑戦し、将来オリンピアンとなってメダルを目指して欲しいそんな風に思わされます。
 さて、そんな子どもたちの身体を作り・支えるために大切な健康の源の一つが「歯」といえるでしょう。今日はそんな子どもたちの「歯」を診てもらう歯科健診が行われました。4・5歳児の子どもたちの中には乳歯が抜け永久歯に生え変わるまでの年代にしか見られない「歯抜け」で少々「間抜け」な表情の子どもたちもいますが、永久歯が生えてきてからが口腔ケアが重要になります。保育園でも食後の歯磨きや仕上げ磨きをしていますが、年齢を重ねてから4・5の子どもたちのように「歯抜け」で少々「間抜け」な表情にならないように心がけたいものです。
 そうそう、前述のMちゃんが木から降りてくるなり「なんか、今日は寒いところとあったかいところがある」と言うのです。どうやら日が差しているところと、日が差していないところとの温度差を感じた様子。こんな風に子どもたちは誰に教えられるでもなく身体と五感を使って生きていることを再確認した次第です。
2018年11月14日(水) No.2434 (園長日記)

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