Diary

お見事!!


先週の火曜日、砂場で遊びをしていた5歳児N組のMちゃんが凸凹している砂の上に、ひつじのふんのような丸いものをきれいに並べています。Mちゃんの近くにはバケツとシャベルが置いてあり手は泥だらけ。どうやら園庭の遊具の一つとして倒れないように埋めてある大きなタイヤの中の泥んこが、その丸いものを作るのに最高の素材であることを発見したらしく、バケツに集めた泥に水を混ぜ、こねて何かを作ったということが一目でわかりました。しかし、それがいったい何なのか知りたくて「ねえMちゃん、何を作ってるの?」と聞いてみました。すると「チョコレートだよ」という返事が返ってきました。それからというもの毎日のようにチョコレート作りに励んでいて、そんな姿に刺激を受けた子どもたちまでもが同じように泥を集め泥んこ遊びを始めました。するとどうでしょう、一週間も経たないうちにたくさんあった土がきれいさっぱりなくなっているのです。であればもう一本あるタイヤに残っている土を集めるだろうと思っていたものの、そんな様子もなく、それどころかチョコレート作りすらしていません。きっと一週間続けて泥んこ遊び(チョコレート作り)をしたことで素材について納得し、心が満たされたということなのでしょう。ちなみに「ねえMちゃん、あっちのタイヤの中の土にも泥んこあるよ?使ってみたら」と声をかけてみたのですが、その砂はすでに素材の確認が済んでいたようで「こっちの土ではできないんだ〜!」と言うのです。これには「あっぱれ」という感じでしたが、それだけではありません。「この砂を混ぜないと上手く作れないんだ」ということまでわかっているのです。これには「大あっぱれ」「お見事」と思いました。
 さて、もう一つお見事なことが・・・。それは、5歳児N組の子どもたちが作った薪を軽トラックの荷台に載せる手伝いをしてくれただけでなく、その薪を荷台から降ろしランチルームの外に運んで積む手伝いまでしてくれたことです。これまでは何とか頑張って一輪車やリヤカーで運んでいましたが積載量も限られ、しかも結構な時間と体力を要することもあり、ついに軽トラを使うことにしたのです。ところが、これが子どもたちにとっては薪と一緒に荷台に乗れるチャンスと分かったようで今日も山盛りの薪の上に乗ったまま移動し大喜び!そんな子どもたちのお陰で一人でしていたら間違いなく午前中では終わらない作業があっという間に終えることができました。多くの方はこんな姿をご覧になったら驚かれ、「危なくありませんか?」とか「止めるべきです」とおっしゃるかと思いますが、軽トラが動き出すちょっと前に登園してきたR君のお母さんは「まだ乗れますか?」と言って保育室に向かうのではなく荷台に乗せてくれるのです。そんな保護者の方々にも感謝すると共に、これからも子どもたちにお手伝いしてもらいながら薪づくり薪運びをしたいと思います。ただ、そんな日は服が汚れることになり洗濯物が増えてしまいますがご理解・ご協力をお願い致します。
2018年11月08日(木) No.2430 (園長日記)

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