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困難
関西を始めとした西日本の方々は別として、最近若い人たちや保育園の子どもたちが訛りのある言葉(方言)を使うことが減ってきたような気がします。年配の方が使う方言は理解していて家族と話すときは方言であっても、友達と話すときや訛りのない地域に行った時に訛りのある言葉を使うことは恥ずかしいということがあるのでしょうか。ところが、普段使っている言葉が方言であることすら知らず、どこでも通じると思って使っている言葉もあるものです。その代表と言えるのが「しっくりこない」とか「違和感がある」と言うときに使われている仙台弁「いづい・いずい」でしょう。靴の中に入った小石が歩く時に気になって仕方がないとか服のタグや縫い目が引っかかって気になるといった具合で使われ、言葉で説明するにはそれなりの言葉が必要ですが、それをたった3文字で表現できる便利な言葉、東北であれば比較的通じるかも知れませんが、この言葉が通じない人に意味を説明することはとても困難で、それこそ「いづい・いずい」ということになるでしょう。ところが、保育園の子どもたちを見ていると、靴の中に小石がいくつ入っていようが砂だらけであろうが、ましてや右左間違って靴を履いていても、シャツが後ろ前であろうが全く気にすることなく遊んでいるのですから驚くばかりです。この子どもたちが「いづい・いずい」という感覚を身に付けるのはいつからで自分もいつから感じるようになったのでしょう。方言が少なくなった時代だからこそ、これからもこの言葉が使われていきたいものです。
2018年11月05日(月)
No.2427
(園長日記)
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