Diary
詩人
今日は仙南2市7町の保育所・保育園の所長・園長の研修会があったため車で出勤しました。いつものルートをいつもの時間に車を走らせたのですが、なぜか大河原に近づくにつれて霧が濃くなり始め、ヘッドライトを点灯させて走らなければならないのです。そんな幻想的な状態がしばらく続いていたのですが、8時頃になりようやく太陽の日差しが霧を晴らし始め、園舎東側の山のてっぺんに立つ木々の間から幾筋もの光が差し込みました。そんな光の筋を見た5歳児N組のMちゃんはサラサラの土集めの手を止め、光りを嬉しそうに指さし「園長先生見て!黄色い光がキラキラしてるよ!」と話し掛けてくれたのです。大人になるとそんな感情すら浮かばなかったり、そう思っても恥ずかしさが先に立ちなかなか口にすることはできなかったりするものですが、それをいとも簡単に表現できる子どもたちはまさに詩人そのもの。そして、そんな時の目や表情が差し込む光よりキラキラしていているように感じられ羨ましく思えてなりません。偶然ですが、今日の研修会の中で、園長が園庭で遊ぶ子どもたちの様子をよく見ているか?とか各クラスの保育を見ているかという管理職に対する問いが投げかけられました。今日は何とか大丈夫だったと胸をなで下ろしましたが、園の責任者としての責任と自覚をしっかりと持ち、保育をしなければならないことを痛感させられました。明日も素敵な詩人たちに出会えるよう子どもたちの声に耳を傾けながら園庭に出ようと思います。
2018年10月25日(木)
No.2420
(園長日記)
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