Diary

分かる方は興味津々!


東日本大震災以降、電気やガスや灯油を使うことなく暖かさを与え、なおかつ調理が出来るだけでなく明かりをももたらし、時には心まで暖めててくれた暖炉や薪ストーブがブームになりました。保護者の中にもご自宅に薪ストーブを設置なさっている方がいらっしゃいます。そのような方々は僕と違い計画的に薪の準備に取り掛かりしっかりとストックしているようです。中でも4歳児H組のKちゃんのお父さんは数か月前に「薪を置くための棚を作ったんです」と棚を自作なさったことと教えてくださったり「これケヤキなんですけど、燃え方が違うみたいなんで使ってみてください」と割ったケヤキのていましたし、5歳児N組のYちゃんのお父さんは僕が玄関前で薪を積んでいると「これだけあるといい(十分)ですね!」とか「やっぱり桜はいい香りがしますね」「薪の確保が大変です」といった具合に暖炉所有者ならでないと分からない言葉が飛び出してきます。そして、暖炉所有者でなくとも例年この時期なると暖炉のために薪割りや薪運びの作業をすることを知っている保護者の方々は「今年もこの時期がやってきましたね」とお声がけくださいます。一方、今年度保育園で初めて冬を迎える子どもたちと保護者の方々はなぜ僕が木を運んでいるのか不思議らしく「どうしたんですか?」とか「何をするんですか」と尋ねてきます。そんな時「次の仕事として焼き芋屋さんを始めようと思って!」なんて返事をすることも・・・。
 さて、Yちゃんのお父さんもこの冬を越すための薪は準備できていないとのことですが、今朝テストのために今年初めて暖炉に火を入れたとのことをお聞きし、真似をして保育園でも火を入れてみました。煙ることなくしっかり燃えてくれたお陰でランチルームはサッシを開けなければならないほど暖かくなりましたのでひとまず一安心。とは言え薪も焚付けようの杉の葉っぱもまだまだ足りません。子どもたちに杉っ葉拾いや、薪割り体験や薪運びの手伝いをしてもらいながらしっかりと冬への備えをしたいと思います。
2018年10月19日(金) No.2416 (園長日記)

No. PASS