Diary

筋書きのないドラマ


今日は8時に出勤し、音響やテントの設営など「遊ぼう会」の準備を始めることになっていたのですが、どうやら先生たちの時計は僕の時計より時間が進んでいるようで(^^;;!? 僕も8時前に出勤したもののすでに駐車場に結構な台数の車が停まっていて、グランドには忙しそうに働く人影が見えます。そうです、多くの先生たちが自主的に早めに出勤し動き始めてくれていたのです。お天気の心配はなかったので前日にある程度の備品は運んでいたものの手際よく準備をしないと駐車場の誘導で人手が取られるなどするため開始時間に間に合わないなんてこともあるため多くの先生が心配して準備を始めてくれていたのです。テントは全て張り終えていたので僕は旗や音響の準備をしましたが、この日を楽しみにしていた保護者の方々の中には作業が続く途中にやってくる姿も・・・。それでも何とか無事準備が終わり、予定通りファンファーレが鳴り響いて子どもたちが入場しプログラムが始まりました。そのオープニングには「夏祭り」で保育園の「ゆるキャラ」に決定した「ひかりん」が登場するというサプライズもあり、生みの親となった5歳児M組のRちゃんのお母さんが目と口を大きく開け驚いている姿がとても印象的でした。そして、0・1・2歳児は保護者の方々と一緒の遊びメイン、そして3・4・5歳児は見てもらうことも意識した遊びを行い大いに盛り上がりました。中でも毎年恒例となった5歳児の保護者のリレーは半周程度差があり勝利が決まっていた感のあるM組はアンカーとなったM君のお父さんがまさかの転倒!そんなハプニングもあり劣勢だったN組のKちゃんのお父さんがゴールテープを切り勝利という「筋書きのないドラマ」のような結末になりました。そして、そんな結末にグランド全体がザワザワ興奮状態が残る中、最後のプログラムとなった5歳児のクラス対抗リレーが始まりました。今年も例年通り抜いたり抜かれたり保護者のリレー同様、いやそれ以上に盛り上がり、他の年齢の子どもたち・保護者のみんさんが大きな声援を送ってくださりました。結果は保護者と反対にM組の勝利となりましたが、N組のM先生もM組のN先生も子どもたちの一生懸命さに胸を打たれていたようですが、M先生はYちゃんが転んでも痛さを我慢し頑張って走りバトンを渡したあと涙を堪えきれず泣いてしまう姿に、それまで我慢していた涙が堪えきれず堰を切ったように溢れてきたようです。そんな先生たちの様子に今年も心を打たれました。それもこれも先生たちが子どもたちを愛し、真剣に関わってくれている証拠。そんなみんなと仕事ができていることを改めて感謝できました。そして、僕も少しだけプログラムに参加させてもらいましたが、運動不足が災いしいつも使っていなし筋肉に張りを感んじます。しかし、それも心地よい疲労感といった感じです。来年度、園長として遊ぼう会に参加する・できるかわかりませんが、子どもたちと遊ぶ力がなくなり身体が動かなくなったら早々に身を引かなければならないでしょう。そうならないように体力を維持しなければ・・・。
 最後に、遊ぼう会にご参加下さった保護者の皆さんに感謝いたします。また、参加したくとも参加できなかった子どもたちと保護者の皆さんに今日の感動がこの日記で少しでも感じていただければ幸いです。
2018年10月13日(土) No.2411 (園長日記)

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