保育日記

飛躍しすぎ！？

近年、日本でも電子マネーやクレジットカードが浸透し、買い物をするにも交通機関を利用する際もキャッシュレス化が進んできていますが世界の中でも「キャッシュレス」が最も進み「現金が消えた国」と言われるスウェーデンでは現金を持ち歩かず、小さなお店でちょっとした買い物をする時も電子マネーやクレジットカードでの支払いが当たり前。しかし、スマホやカードは忘れてしまったり紛失してしまうこともありえるでしょう。ところが、同国では手の甲に１㎝程度の小さなチップを埋め込み、埋められたチップを専用の端末にかざすだけで個人を識別・支払いができるようなシステムがすでに使われているのです。そのため、スマホやカードの所持や紛失の心配も必要ないのです。おそらく近い将来、日本でも同じようなキャッシュレス時代が到来すると思いますが、キャッシュレスが導入された場合、我が家の近所の「老舗のだんご屋」「肉屋」「魚屋」「八百屋」「時計屋」に「床屋」など多くの小さな店が閉店に追い込まれてしまうことが想像できます。今と昔の子どもたちの遊びを思い浮かべてみても感じますが、数十年前のままごと（ごっこ遊び）と現代では大きな違いがあり、例えばレジはバーコードでの読み取りが当たり前になり、レストランごっこではタブレットを使って店員さんが注文を受ける時代です。飛躍しすぎかと思いますが、もし、この調子でキャッシュレスが世界中を席巻するようになると、￥（円）も＄（ドル）も€（ユーロ）はもちろん、各国でお札や硬貨も必要なくなり（見ることができなくなり）仮想通貨で生活するような時代になるのでしょうか。便利で安全かと思える一方、人と人との関わり・ぬくもりがなくなってしまうようで寂しい気がするのは僕だけでしょうか？

2018年10月04日（木） No.2404 (園長日記)

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