Diary

平和の祈り


73年前の昭和20年8月6日も今日と同じ月曜日でした。いつものように朝を迎えそれぞれが一日を始めようと(始めた)していた、8時15分、広島の上空で閃光が光り、と同時に耳をつんざく大音響と爆風(強烈な熱風)、衝撃波と放射能で街が一瞬にして廃墟と化し、罪のない多くの方々の命を奪いました。クマゼミがうるさいくらいに鳴く広島市の中心部の平和記念公園で今年も開催された平和記念式典(原爆死没者慰霊式・平和祈念式)では、犠牲になった人たちを思い祈りが献げられたことでしょう。また、仙台市中心部で今日から始まった七夕まつりでも広島と長崎の悲劇が二度と起こらないように「ノーモア、ヒロシマ・ナガサキ」との願いが込められた折り鶴だけで作られた平和七夕が飾られていることでしょう。広島や長崎では幼いころから原爆の悲惨さや平和について考える教育がなされていますが、保育園でも平和を願った先生たちが今週の保育計画(週案)に、広島・長崎で起こったことを子どもたちに伝え平和について考え、祈ることを記述してくれていました。ヒロシマ・ナガサキとは違うものの、2011年3月、福島県で起こった原発事故も廃炉まで何年かかるのか目途が立たず、収束は程遠いということをしっかりと伝え自分たちも考えていかなければと思わされます。
 さて、食べるもので好き嫌いは「ほぼ、ほぼほぼ」ないのですが、今日の給食で提供された「つるむらさき」の香りだけは下草刈りをしているときどこからともなく漂ってくる雑草の匂いのように感じてしまい苦手な部類に入る食材で間違いなく八百屋さんで自ら購入することがない野菜と言えます。もし、73年前の食糧難の時代にそんなことを言ったならば「贅沢」ということになるのでしょうが・・・。
2018年08月06日(月) No.2365 (園長日記)

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