Diary

関わることの大切さ


昨日・今日の二日間、福島県(裏磐梯)で開催されたキリスト教保育連盟東北部会の夏期研修会に参加してきました。講師としてお迎えしたのは歌手の沢 知恵(さわ ともえ)さん。沢さんは、岡山県を拠点にハンセン病療養所でこれまで長い間差別を受け続けてきた元患者の方々と関わりやを持ったり、災害被災地や少年院や刑務所などでコンサートを開催するなど活躍されているそうです。また、先日の西日本豪雨で被害を受けた岡山県真備町でも以前から活動していたこともあり、大勢の仲間がおられる真備の町が壊滅的な被害を受けたことに心を痛めていました。岡山は「晴れの国」と言われているらしく「地震がない」「風がない」「雨が降らない」というほど自然災害が少なかったところなのに、30分程度で肩まで浸かってしまうほどの大雨が降り、皆さんご存知の通り川が氾濫し、多くの家々を襲ったのです。そんなお話を聞き、東日本大震災の津波で津波被害を受けた沿岸部のことを思い出しました。また、東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故によって放射能に汚染された地域の子どもたちが自然との関わりを奪われたことと、長い間隔離され人々との関わりを奪われてきた元ハンセン病患者の方々が重なりました。その他にも、2人のお子さんを自宅出産する(した)という貴重な体験等のお話しとプロの歌声に感銘を受けて帰ってくることが出来ました。
2018年08月03日(金) No.2363 (園長日記)

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