Diary

有効利用


東日本や西日本を中心に命に危険が及ぶような暑い毎日が続いていますが、東北にあるというのに保育園でも暑い日が続き、外遊びをしている先生たちは何度も着替えなければならないほど汗が流れ落ちます。そんな暑さと春先に施した牛糞が功を奏したのか園庭の畑の夏野菜たちはこれまでにないくらい生き生きと育ち、特にトマトなどはたくさんの実を付けています。また、プールの予定があるクラスの子どもたちは水遊びに興じ、歓声を上げています。今年度は厚労省などから水の事故を防ぐために子どもたちがプールで水遊びをしているとき、担任以外にしっかりと監視するようにとの指示が入ったこともあり、主任のY先生が日に焼けることを覚悟しながら職員室での仕事を犠牲にして監視員をしてくれています。今日はそんなY先生に代わってたった30分だけ、4歳児H組の子どもたちと担任のC先生の関わりを見ながら監視員を務めました。このところしばらくまとまった雨が降っていないこともあり園庭全体が真夏の海水浴場の砂のように熱くなっているのですから、水に入っている子どもたちは暑さをしのぐことはできてもプールの近くで見ているだけというのは大変な作業であることを痛感し、これまで監視作業をしてくれていたY先生に感謝するばかりです。
 さて、水遊びが終わると連日使った水はただ捨てられるだけの運命です。しかし、前述のように雨が降らずカラカラになった園庭の木々を考えるとただ処分してしまうのはもったいない。また、プールの周りにあふれる砂をホースを使って新たな水で掃除するのも変なこと。そこで、今日は園庭に水が流れるように排水ホースを伸ばし、と同時にバケツで水を汲みプールの周りの砂を流してあげました。日本では当たり前のように水道から水を飲むことができ、何も不自由することがないため水のありがたさを意識することはないのかもしれませんが、西日本で豪雨被害に遭った方々や国によっては水を求め何キロも歩く人々がいることを再認識することが必要な気がしました。
2018年07月18日(水) No.2351 (園長日記)

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